goo

ナツフジ・2~大塚公園2

 マメ科ナツフジ属の「ナツフジ(夏藤)」。大塚公園林縁の植栽に絡んでいるが、ナツフジは東海地方以西に自生しているつる性落葉木本でありこれは国内帰化種。7~8月に10~20センチの総状花序が垂れ下がり、長さ1.5~2センチの淡黄色の花を多数付ける。旗弁の中央は黄色がやや濃くなる。
コメント ( 6 ) | Trackback ( )

フウラン・2~開花1

 ラン科フウラン属の「フウラン(風蘭)」。暖温帯~亜熱帯の樹木や岩に着生する常緑多年草。茨城県以南から沖縄県まで見られる。萼片と側花弁は線状披針形で長さは1センチ。唇弁は8~9ミリで浅く3裂する。唇弁の基部から長さ4~5センチの距が湾曲して垂れ下がる。ランには色々な洒落た名前が付けれらているが、このフウランはまた良い名前だと思う。
コメント ( 10 ) | Trackback ( )

ツルアジサイ

 相模原麻溝公園のクヌギに絡んでいる「ツルアジサイ(蔓紫陽花)」。アジサイ科(←ユキノシタ科)アジサイ属のつる性落葉木本で北海道~九州の山地に生育する。似たような生態のイワガラミとは属が異なるのが意外ではある。幹から気根を出し高木や岩を這い上がって高さ20メートルにもなる。ここでは絡まれたクヌギの高木は数年前に枯死している。このツルアジサイは3年前までは咲いていたようだが今はご覧の通り自身も枯れて葉も花も無い。(後方の緑色の葉は別の樹)
 すぐ横でイワガラミが見られるが絡まれたほうのコナラは既に枯死していてここままでは倒木の危険があり公園管理上はどちらも伐採せざるを得ないだろう。イワガラミの花がいつまで見られるのか心配している。
 余談だが、私は見たことが無いが、鎌倉の東慶寺本道裏の谷戸の岩肌にイワガラミ(植栽)があり毎年6月初旬のみ期間限定で特別公開されていた。そのイワガラミは愛好家の間ではかなり有名だったようだが、東慶寺のHPによると『参拝者のマナー違反が多発し再三の呼びかけや注意喚起にも関わらずマナーが向上しなかったので2020年以降は公開中止とする』となったようだ。花を近くで見たい気持ちはわかるがマナー違反までするのは困ったもの。寺の対応は止むを得ないだろう。また私が良く行く高尾山では野草の盗掘が後を絶たずここ数年で私が知っている限りミヤマウズラオクタマスミレベニシュスランムラサキムヨウランなどが消滅している。盗掘者は希少植物を独り占めして何が楽しいのだろう。心を入れ替えて即刻止めて欲しい。
コメント ( 4 ) | Trackback ( )