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ユキザサ・4~名前

 キジカクシ科(←スズラン科・ユリ科)マイヅルソウ属(ユキザサ属)の「ユキザサ(雪笹)」。笹のような葉に純白の花を咲かせることから名付けられている。茎は斜上し先端に円錐花序を付ける。花被片は6枚で一片は3~4ミリ。果実は秋に赤く熟すがまだ緑色のうちに落ちてしまうのでなかなか赤い果実に出会えない。これは片倉城跡公園のもの。
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キンラン・2~南大沢2号緑地

 南大沢2号緑地の明るい雑木林で咲き始めた「キンラン(金蘭)」。ラン科キンラン属の多年草で草丈は50~60センチ。多摩丘陵では雑木林や野に普通に生えているランで、駅前の遊歩道脇などにもギンランと一緒に顔を出す。花の構造はラン科特有のもので花被片は6枚。一番外側の3枚が外花被片(萼片)でその間に2枚の側花弁がある。花の中心に蕊柱(雄蕊と雌蕊が合着したもの)がありそれを支えるように唇弁がある。
 
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クチナシグサ・5~復活

 ハマウツボ科(←ゴマノハグサ科)クチナシグサ属の「クチナシグサ(梔子草)」。果実の様子クチナシの果実に似ることから名付けられているが、その果実は7~8ミリでずいぶん小さい。落葉樹林に生育しイネ科の植物から栄養を取る半寄生植物で草丈は5~10センチ。花径は6~7ミリで細い葉の長さは2センチほど。この堀之内沖ノ谷戸公園でクチナシグサを見たのは5年前だがその後ここでは消滅していた。この界隈では小山内裏公園や長沼公園にも生育しているがここで復活してくれたのは嬉しい。
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