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オクタマスミレ・2~交雑種

 スミレ科スミレ属の「オクタマスミレ(奥多摩菫)」。エイザンスミレとヒナスミレの交雑種で花色は薄紅色になり葉はやや太めに裂ける。高尾山の登山道で一株見つかり登山客の人気者になっていたが、去年の開花後に盗掘されて消えてしまった。咲いていた場所には今は『盗掘厳禁』のプレートが置かれているが何とも虚しい。写真はエイザンスミレとヒナスミレが多く見られる場所で見つけたものだが、花色はヒナスミレに近く葉の裂け方はエイザンスミレより太い。当地の専門家に確認したところ『交雑したものが更に交雑し直したかも知れないがオクタマスミレと判断しても良いだろう』とのお墨付きを頂いた。ここで長く生き延びて欲しい。
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ベニバナナンザンスミレ

 長池公園“つくいけの道”の花壇に植えられていた「ベニバナナンザンスミレ(紅花南山菫)」。花は紅色で葉にはエイザンスミレのような切れ込みがある。九州地方に多いアカバナスミレと対馬だけに分布するナンザンスミレに似ていることから名付けられているが、両者の交雑種と言うことではなく出所は不明のようだ。
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ユウシュンラン・2~開花1

 ラン科キンラン属の「ユウシュンラン(祐舜蘭)」。ギンランに似ているが茎の下部の葉が退化し花柄の基部に細い苞葉が付いている。ギンランより開花期は半月ほど早くこの花はもう終盤。ここは数年前までは何十株も生育していたが、道路沿いの樹の枝を伐採したものが生育地の大部分に置かれてしまい数が激減してしまった。今年もこうして数株現れてくれたので一安心。
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