元サラリーマンの植物ウォッチング第5弾。写真はクリックすると大きくなります。
多摩ニュータウン植物記Part5
ワビスケ・1~開花
松が谷の“いせまいり公園”で見られる「ワビスケ(侘助)」。ツバキ科ツバキ属の常緑小高木で、これは“太郎冠者”と呼ばれる品種。“有楽(うらく)”の別名もある。中国原産のウラクツバキから生まれたとされており、葯が退化して花粉を作らない。ワビスケの花は完全に開ききらないという解説があるが平開するものもある。その特徴は、普通のツバキの品種よりは小型でやや早咲きの傾向がある。花に強い香りがあるようだが、嗅ぐのを忘れていた。次の機会に嗅いでみよう。
“侘助”の名の由来は複数あり、
◇“侘び”と“数寄”を合わせた
◇安土桃山時代に、侘助という人物が朝鮮半島から持ち帰った
◇安土桃山時代に侘助という茶人がいて、この花を特に好んだ
◇千利休の下働きに侘助がいた
等々、諸説あり、どれもそれらしくもあり、それらしくも無い。
さて余談だが、母種とされるウラクツバキの“有楽”の名は、織田信長の弟の茶人である織田有楽斎如庵(=織田長益)にもあり、JR山手線の“有楽町駅”は織田有楽斎の屋敷がこの付近にあったことに由来する。また上記の“数寄”は、本来は“好き”の意味。“数寄者”とは芸道に熱心な者、茶の湯に熱心で、多くの茶道具を所有している者を指し、日本建築様式の“数寄屋造り”は茶室(=数寄屋)を取り入れた住宅のことを言う。JR有楽町駅前は数寄屋橋交差点であり、“数寄”の名前も残っている。平成28年のNHK大河ドラマ『真田丸』では、この織田有楽斎を元スパイダースの井上順さんが快演した。
“侘助”の名の由来は複数あり、
◇“侘び”と“数寄”を合わせた
◇安土桃山時代に、侘助という人物が朝鮮半島から持ち帰った
◇安土桃山時代に侘助という茶人がいて、この花を特に好んだ
◇千利休の下働きに侘助がいた
等々、諸説あり、どれもそれらしくもあり、それらしくも無い。
さて余談だが、母種とされるウラクツバキの“有楽”の名は、織田信長の弟の茶人である織田有楽斎如庵(=織田長益)にもあり、JR山手線の“有楽町駅”は織田有楽斎の屋敷がこの付近にあったことに由来する。また上記の“数寄”は、本来は“好き”の意味。“数寄者”とは芸道に熱心な者、茶の湯に熱心で、多くの茶道具を所有している者を指し、日本建築様式の“数寄屋造り”は茶室(=数寄屋)を取り入れた住宅のことを言う。JR有楽町駅前は数寄屋橋交差点であり、“数寄”の名前も残っている。平成28年のNHK大河ドラマ『真田丸』では、この織田有楽斎を元スパイダースの井上順さんが快演した。
コメント ( 12 ) | Trackback ( 0 )
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素敵な色合いですね。
椿は庭に植えたい花ですが、どうやら北海道のように気温の低いところには不向きのようで残念です。
東御苑の二の丸庭園に咲いているのを毎年太郎冠者と数寄屋を見るのですが
まだ今年は見に行っていませんがもう咲いているようです。
おはようございます
ツバキには、沢山の種類がありますが
このワビスケは、大好きです
派手でもなく地味でもなく、とても上品に思います
勉強になりました。
侘助から、有楽町の由来まで
教えて頂き有難うございます~☆
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