コンプレッサーの設定をいろいろ試しています。
無線機本体のではありません。こちらはせいぜいゲインを変えることくらいしか出来ません。
外付けのサウンドプロセッサーの方です。
こちらは細かい設定が出来ます。
当方のは ゲイン スレッショルド レシオ アタックタイム ニー リリースタイム が調整できます。
そして、音声に応じてどのように働いているかレベルメーターでリアルタイムに見ることが出来ます。
ゲインは全体の増幅レベルです。これを上げると全体の音が大きくなりますが、小さな音をどれだけ大きくするかという感じで使います。最大出力にも影響します。
スレッショルドはコンプレッションをかけ始める音の大きさを設定します。大きな音だけ抑えるのか、全部抑えるのか、自在に変えられます。音楽では不自然さが出ないように控えめなかけ方をしますが、無線ではゲインを上げて且つ全体的に抑えこむ感じのほうがトークパワーは上がるのでこっちの使い方をします。が、抑えるということは同時に出力が小さくなるので先ほどのゲインを上げて十分な出力を維持します。
スレッショルドの位置が高いと、殆どコンプレッションがかからずにスルーした音になります。かけていないような感じです。 かけた気になっていてもかかっていなかった、ということにもなるので、動作をモニターしながら多少はかかるように設定しましょう。
低いとほぼ全部の音にコンプレッションがかかります。DXをコールするにはこっちを狙います。(同時にゲインを上げます)
レシオは圧縮比です。スレッショルドレベルを越えた音に対して働きます。どの程度の比率で抑えるか設定します。1:1から1:100まで設定できますが、音楽の世界ではかけても1:4が普通のようです。大きい音は大きく小さい音は小さく、が、大きくても小さくてもみな同じ、ではとてもうるさくて不自然極まりないからです。1:4も結構な圧縮です。スレッショルドを越えた部分は4分の1にする、という事ですから。でもトークパワーを増したい、という使い方ならもう少し強くかけてもいいかも知れませんね。1:100はこれはもうリミッターみたいなもんで、どんな音もこのレベルを越させません、という頭を抑える動作になります。スレッショルドを越えた音はもう大きくなりませんから、同時に必要な音の大きさになるまでゲインを上げる必要があります。実用の範囲を超えているかもですが遊びでやってみるのもいいでしょう。
アタックタイムは大きな音が入った時の反応時間です。我々の音声は音の大小が激しいので短いほど自然になるでしょう。当局は最速にしています。
ニーはスレッショルドレベルからのレシオ変化にカーブをつけるかどうか、ゆるやかに圧縮効果が効く感じになるようで、自然さに影響がありそうです。(当局は0のままです)
リリースタイムはこれはコンプレッションに余韻を持たせるかどうかの設定です。音声に対してはあまり長くしないほうがいいでしょう。当局は最速にしてます。
前回はあまりゲインをコントロールしていなかったのですが、コンプレッサーの動作をモニターするレベルメーターを見ていて、あまりスレッショルドを超えない、つまりコンプレッションがかかっていない時のほうが多いなぁと言うことに気がついて、もう少しコンプレッションが効くようにしてみようといろいろトライしてみたわけです。
コンプレッションをかけると出力が落ちる、トークパワーを上げたいのに出力が下がる。
小さな音もコンプレッションがかかるようにしたい、そうするとなおさら全体の出力が下がる。
これでは本末転倒。
コンプレッサーをかければ音が大きくなる、と言うのは実は間違いで、小さくなるものなんですね。
なので同時にゲインを上げる必要があるんです。
無線機の内蔵コンプレッサーは同時にゲインも上げていたわけです。
コンプレッサー。音圧が上がる、つまりトークパワーが上がりますが、要らないバックノイズを盛大に上げてしまうことにもなるので、モニターしながら上手に設定してみてください。
さて、これまではDXを叫んでなんとか応答を得よう、ということでやったのですが、ラグチューでもある程度はコンプレッサーをかけたほうが了解度は増します。でもDX向けの設定ではさすがにやかましい。調度いいかも、というかけかたをいろいろ試してみてください。
DX向け、ラグチュー向け、AM向け、FM向けなどなど、イコライザーとセットでいろいろメモリー登録しておくといいでしょう。
うちのMDX2600はメモリー機能無いので・・・。
リグとマイクで使い分けちゃってます。
FTDX5000MPにCM5でDX仕様、IC-7300にOM5で国内向けかな~。
コンプレッサが2ch仕様なので、しきい値やレシオは違ってきてます。
DEQ2496が欲しくなってます(*^_^*)
DEQ2496、いいんですけど本領を発揮するのはお部屋に合わせたイコライザー機能なんです。あと無線で盛んに使われる理由はデジタル入力端子を持つ高級機にデジタル信号を入れるためだったりします。
設定がデジタルで見やすいと言うのもありますが、出力レベルの自由度が低かったりしてアナログで使うにはイマイチの部分があります。
一番いいと思えるのはマルチバンドコンプレッサーなんですが、なかなか安い製品がありません。
オプティモーダーが使えるといいなーって思います。すんごい高いですよ~。
http://www.ne.jp/asahi/radio/rockness/index_optimod.htm
DEQ2496のイコライザー機能了解です。
それとデジタル入出力も今のリグの体制では生きないんです。なのでMDX2600にしました。
マイクプリアンプでパラメトリックEQを調整してコンプレッサーに入れてますが、圧縮調整は自分の声の出具合で変えるときも有ります。
アタックとリリースは自動にしてます。
不自然さは皆無かな~と思うのですが。
ニー調整はインタラクトニーが有りました。コレも再度試そうと思います。
マルチバンドコンプレッサーは調べたらホント高いんですね(゜∀゜)
先ずは今のセットを使いこなそうと思っちゃいました。
一万そこそこだったんです。新品価格で。
今はDTM用のプラグインならいろいろ見つかるのですがオンラインで使えるものがなかなか無い。15万円くらい出せばあるんですけどね。
パソコンで体験できるソフトとしては
fabulous MP3 と言うのがいい感じです。
音圧が上がる、実の詰まった音になる事が経験できます。
録音した音に対して使うものですが、若干のタイムラグを我慢できればリアルタイムでも使えます。
パソコンの音はUSBケーブルで無線機に送れるのでパソコンで音作りも可能ですね。