アマチュア無線局 JO1KVS

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成功 21MHzデルタループを10MHzダイポールに

2014年05月10日 18時37分49秒 | アマチュア無線

昨日思いついたアンテナの改造、成功です。

今日はとっても風が強くてアンテナがあっちこっち回ってしまったり倒れそうになったりしながらでしたが、狙いは成功しました。

これがデルタループ。

左が21MHz用、右が28MHz用。右手前は竿を支えるパーツ。イレクターのジョイントです。この底から釣り竿の底に電線をつなぐ仕掛け。外に出た電線はバランにつなぎます。バランは手前が1:1、奥のが110:50です。

ノーマル状態の21MHzデルタループ。少々竿が曲がりすぎなので、先端の一本は使わないくらいがちょうどいいかもです。クワガタアンテナとか吉野家アンテナとも言われます。

まず、21MHzのデルタループの上の長辺の真ん中を切断。バランを1:1に変更。

これで測定したのがこれ ↓

太陽が直接当たっているので乱反射が・・・。実際はもっともっと見やすいです。

10.36MHzくらいが最下点になっています。

レンジを変えて再測定。風で暴れているためカーブがグニャグニャ。

なんだ、このまま使えるじゃん、くらいの同調ですが、SWRをきっちり下げるには長さを合わせることが大切。

40センチ位足したらかなり下に動いてしまい、それを半分の半分、10センチ位で落ち着きました。

たった10センチでした。

切断箇所にギボシの片方にオス、片方にメスをつけて元に戻せるようにしています。

ダイポール動作の時はギボシ端子に10センチの電線をつないだものをそれぞれ付ければ完成です。

 

続いて切断部分にコイルを入れる実験。18MHzのデルタループにしようという作戦です。

適当な細い電線を直径5センチ位に10回巻いてギボシ端子を付けました。すこし長めに電線を余らせています。

もし足らなかったら巻足すことも出来るので。

16MHz台に合っていました。これはコイル多すぎ。

コイルを2回解いてみると17MHz台に。もう2回だな、と言う感じで辺を付けました。

今度は少し解き過ぎ。 再び一巻き巻いた上でエレメントも少しカットしてみました。

18.160MHzが最下点で出来上がりました。SWRも十分下がっています。

ところが無線機をつないでみるとSWRが高め。何故か18.6MHz辺りにずれてしまいました。

もう仕上げてしまった・・・そうだ、コイルの直径を少し大きくしよう。

というわけで少々余っている電線をコイルに押し込んで、それを全体に回して少しだけ大きな輪にしました。

ばっちりバンド内に納まりました。

完成したアンテナの写真。

 このアンテナはコイルの大小、巻数と直径で調整が効きます。

コイルと言っても電線を巻いてバラけないように縛っているだけ。芯はありません。

 

というわけで18MHz短縮デルタループの完成です。

折しもEスポが開けバンドが賑わっています。早速パイルを抜いて、と思いましたが5Wだと負けまくってしまいます。

それでもなんとか1交信出来ました。思いっきりサイドでしたから先方はきつかったようです。

風が強いと向きが変わってしまって・・・ロープで引っ張らないとだめですね。

 

21MHzのデルタループで10MHzと18MHzに出れるようになりました。

今日の実験は大成功でした。

 

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