最近 AM-DX2 がDX1の復刻版として新発売されたので、セラミックマイクを使ってみたいなぁと思っていたところ、地元のハムショップには生産終了品のDX1が少し安く売っていたので(1と2の差は殆ど無いと思われる)(内需拡大、地元で買い物)ということで購入してみました。一応新品です。
これまでFT-847にはAM-508がつながっていましたのでこれに置き換えてみます。外見はほぼ同じですが、ドーンと大きなセラミックマイクエレメントが特徴です。
PTTスイッチが、昔買った508だとクリック感があって、送信開始時に「カポン!」と響いていましたが、あとから全品改良したのでしょうか、このマイクはクリック感が殆ど無く、カポン!と響く音は解消されていました。
早速いろんな無線機につないで変調の深さなどをチェック。
ローカル局にもモニターしてもらい、音質的にはセラミックマイクらしさはしっかりあるようで安心しました。
DX1の説明書には周波数特性のグラフが出ていて200Hz~400Hzまでが右肩上がり、400~1KHzまでがほぼフラット、1k~2kHzまでが急上昇で、2kHzをピークに急降下しています。まるでイコライザーで2kHzのみを上げたような感じ。これがマイクそのものの特性のようです。
変調の乗り方はリグによってものすごく違いますね・・・。あれこれ使いまわすのは厳しそう。
ハンディ機のC710、VX3、DJ-G7ではいずれも近づいて話すと良い程度の深さ。ボディ内蔵マイク並。少し離れて話すと浅い印象です。
G7の純正スピーカーマイク EMS-62は特別で、とても変調が深くてお気に入りのスピーカーマイクです。
FT817は内部のマイクゲインを50にした状態でも結構変調が深くかかり、FT100では純正ハンドマイク程度までかな。
これだけ違うと常用するリグにきっちり合わせるしかないのでFT847に合わせます。847との相性では充分なマイクゲインが得られているので出力を絞っていく方向で合わせます。
そこで問題が・・・FMとSSBでもだいぶ違うようで・・・SSBで純正ハンドマイク並みのパワーの振れ方をするようにセットすると、FMではかなりうるさい変調に聞こえるみたいです。SSBではALCメーターも殆ど振れないレベルなんですけど。 (゜~ ゜)うーん 難しい
という感じですが、これまで使ったことのないセラミックマイクを楽しんでいきたいと思います。
ジャンクのハンドマイクのエレメントをこちらに変えてマイクコンプレッサータイプのFETアンプを内蔵実験してみましたが、
ダイナミックやコンデンサータイプと違った音色でSSBには有効の様でした。(他のモードではあまりにも高音が強調され良い音とは言えませんでした。実際はSSBでも使用していません...常用はジャンクなダイナミックカラオケボーカルマイクに自作マイクアンプです。ダイナミックも個体によって音色や出力が違い、最近はその中で出力の大きな物を常用中です。)
セラミックタイプのエレメントはその昔航空用や放送機器用でよく使用されていてダイナミックと同じように少々乱暴に扱っても壊れにくいマイクとして業務主流でした。独特の乾いた音色だったと記憶しています。最近は見かけなくなりましたね...
ゲルマラジオで使われていたイヤホンって以前はクリスタルイヤホンでしたよね。あれってマイクになる??。どんな音かな~なんて思ったりしちゃいます。
今はクリスタルイヤホンそのものも希少ですよね。
変わった音を出すのにイヤホンマイクも面白そうです。