いろいろお世話になっている某局長さんの屋上アンテナは、Hi-Qアンテナ。
スクリュードライバーアンテナです。
卵型というか球形というか、そんな骨組みのキャパシティハットの実験をされていました。
キャパシティハットと言えば円盤とか円盤形に針金で組んだもの、平面が多かったですが、球形というのもあるんですね。
確かにHi-Qアンテナ社のサイトにあるオプションのキャパシティハットは球形です。
球形というのは安定した形状なので、モービル走行にも強いかも知れませんね。
これの真似事で、当局のベランダのATAS-100、球形にはなりませんが、電線で球の断面形キャパシティハット?を試してみました。
図の中で青いのは一番先に取り付けたもの。ミノムシクリップで極細の電線をぶら下げました。
全長で3m強。この状態で一番縮めた状態で24MHzも落ちきらなくなるくらいになりました。21MHzはあと少しでフルサイズ。7MHzや10MHzの飛びは飛躍的に良くなりました。
次に取り付けたのは黄色の部分。短い枝を出すことで28MHzへの同調を狙いました。28MHzのSWRは下がるようになりましたが、キャパシティハットの要素も加わるのでローバンドの方はコイルの使用量がわずかに減った感じです。
そして本日取り付けてみたのが赤い部分。少し太くて硬めの電線。ミノムシクリップの力で上に向いていますが、雪が降ったら重みで下向いてしまうことでしょう。
ローバンドのコイル使用量が減り、最も縮めるギリギリのところで21MHzに同調します。これ以上やると21MHzも出れなくなるのでこのくらいかなと思いますが、先端に近いところに付けているので放射効率が期待できそうです。
ちなみに28MHzは落ちるところが無くなりました・・・。7~21MHzのアンテナになってバンドが減ってしまいました。Hi。
年末年始は時間もあるのでこのセッティングでしばらく遊んでみます。
立体にすると効果が高くなるのって不思議ですね。
容量環ってくらいですから、容量が発生すればなんでもいいんでしょうけど、この場合は外周分エレメントが長くなった、ということも考えられますね。高周波に聞いてみないことにはわからないかも知れませんね。
結果的にローディングコイルの巻数は減らせますからその分効率はよくなっていることは確かです。