ＵＶレジンで補修の可能性が広がる

ＵＶレジン、ネイルとかジュエリー作りで女性にも人気の素材。紫外線で固まるプラスチック。特に透明のものはいろいろキラキラしたものとかを閉じ込めるのに重宝しているようです。１００円ショップでも手に入ります。

補修の世界でも使われていて、紫外線当てるまでは固まらない、と言う自由度を利用して様々に活用されているようです。

大きな特徴としては接着、穴埋めだけでなく、造形が出来る点。シリコンの型に流し込んで紫外線を当てれば好きな形のパーツが作れます。かなり頑丈なものが出来上がります。
今までは割れたり欠けたりしたプラスチックは諦めることが多かったのですが、元の強度に遜色ない補修が出来そうです。

車のヘッドライトのボディの上にあるネジ穴、これがポジションランプを支えているのですが、プラスチック製でネジ切れてバカになってしまっていました。いくら締めようとしても空回りしてしまいます。この穴をＵＶレジンで一旦埋めて、再びタッピングスクリューで締め込めるように補修してみました。

一、二滴透明タイプのレジンを注入。奥の方も固めたいので念のため透明にしてみました。

注入したら紫外線ライトを当てます。太陽光でも固まるそうですが斜光なので今回はうまくいかないと思い、アマゾンで懐中電灯タイプのＵＶライトを買っておきました。

一分当ててみたらすでにカチカチに固まってました。

ネジはタッピングスクリュー。穴はカチカチに塞がっているのでねじ込むのにもかなり力が必要です。進んでは戻し、を繰り返してしっかりネジ山を作ります。回転ばかりに力を入れてしまうとまたバカになってしまうので気を付けました。

補修完了です。
うまくいきました。