昨日の夜、3.5MHzを聞いていると「G5RVというアンテナはなかなかいいんですよ~」というQSOが聞こえてきました。
使用されている局の電波はなかなか強力です。
ネットを検索すると、G5RVはすごいアンテナだ、という記事まで出てくる。
そのG5RVについては、フルサイズバージョンとジュニアバージョンがあり、珍しいライトバージョンもあってそれを購入したという記事も書いたことがあります。購入したライトバージョンはまだ未使用。しっかりした作りだけに張るのもなかなか大変。なのでまだ待機中。
今回は気になる交信と気になる記事から、そうだ、手持ちの資材で簡単に作れる!、Zマッチのチューナーもあるし!よし、軽量バージョンを作ろう!と思いたち、城山湖で実践してみた次第。
エレメントは片側7.775m、450Ωフィーダーは4.35m、長さについては諸説あって今回はこの長さが使いやすいこともあってこれを採用しました。
このアンテナはフィーダーと同軸ケーブルと接続する部分にチューナーを介すものと、ダイレクトにつなぐもの(リグの内蔵、または外付けのチューナーを使用する)があります。
Zマッチのチューナーはこの手のアンテナも得意という話を聞いたこともあるので、フィーダーはZM2というチューナーにつなぎました。
作るのはとても簡単、エレメントは極細の電線を切り出して、フィーダーの先端にハンダ付け。エレメントの先端は折り返して細い紐を5mつなぎました。
設置は逆V型で。
フィーダーを釣り竿に養生テープで貼り付けてエレメントを左右に引っ張ります。
フィーダーとエレメントの接続部は地上4mちょい。フィーダーは垂らすと地面に付いてしまうので、少し離れたところにテーブルを置いてテーブル上に引っ張ってきます。
アンテナはこれで完成。
フィーダーの銅線はとても堅いので、切ったままだと切り口が危険、くるりっと曲げておきました。
テーブルにチューナーを置いて無線機を接続して受信しながらチューナーを操作してみました。
チューナーを操作すると受信感度が変化します。受信感度が最高になるところで電波を発射しながらさらにSWRを追い込みます。
7MHzは変化がブロードな感じで長さなりにゲインがあるようで受信信号は大変強力。受信は合格。
10MHz、受信の信号はフルサイズに匹敵するほど強力です。
14MHz、18MHz、21MHz、24MHz、28MHz、50MHz、すべてSWRを追い込めました。
24だったと思いますが、SWR1.5が精一杯というバンドもありましたが、ちゃんとサイパンと交信できました。
VKの日本人の局をコールしたら、ポータブルワンの方、再度ロングにお願いします、と明らかに当局を一生懸命聞いてくださっている様子。
コールサインを4回位復唱したら、別の日本のポータブルワンのつかない局が交信を始めていました。
こういうこともあるので5WQRPって嫌なんですよね~。(笑)
ちなみに私がCQ側だったら指定無視局は絶対後回しにします。(爆)
このアンテナ、一本で7~50MHzに出れるんです。どのバンドもSWRが落ちているだけで全然飛ばない、という印象はありませんでした。
城山湖に来ていた局長さんこのアンテナに、FT817とA1クラブのブースでゲットしたチューナー2012バージョンをつないで、10MHzと50MHzで交信、良好に交信していました。
当局も7MHz、24MHzで交信してます。
年末年始はこのアンテナを使い込もうかなと思いました。