今モービルで使っているHF~430まで使えるマルチバンドのホイップ(マルドル製)の再調整を行いました。
結構ずれるもんですね。暑い夏と寒い冬の差なのか、アースなどアンテナ系統のその他の要素が変化しているのか・・・。
7MHzは7.050に、21MHzは21.20に、28MHzは28.50に合わせ直しました。
春までは無調整でいけるかな。
このアンテナ用の14MHzのコイルが手に入りました。7MHzのコイルと置き換えて使うものです。このコイルを使うと28MHzの同調点もずれてしまうようで、対応パーツも同梱されています。でもこのパーツを使うのは結構面倒。実際どのくらい変わるのか、許容できる程度なのか実験してみました。
14MHzは14.20MHzに合わせました。28はどう変わったでしょうか。28.30辺りにSWR最下点が動きました。もともと28MHzは帯域が広く取れるのでSSBでは全く問題なし。またFM帯も2を越えますがチューナーでなんとか実用になる感じです。
今日はホームセンターでパテを買ってきました。粘土みたいなやつでカッターで切ってよく揉んで2種の材料を混ぜるものです。これで釣竿ホイップのコネクタ部を強化します。
釣竿ホイップのコネクタ部分は普通のMコネが塩ビパイプ(ジョイント)に埋めこまれています。
この埋め込み具合が結構重要で、Mコネのリング(水色)が止まるところまでねじ込まれないように、その前に基台の座金に当たるように作らないと釣竿ホイップを支える力が不足します。少し深めに取り付けないといけないんです。市販のモービルホイップもみんな座金に当たるように作られています。ネジで支えるのではなくて、座金の当たる部分で支える仕組みです。(図の矢印のところが肝心)
私が持っていたのはどちらもMコネのリングが止まるところまで入ってしまいます。ここまでいってしまうと基台のメスコネ(黄色)が回転してしまい、基台のコネクタが緩むなどの弊害も生まれます。(図の真ん中の状態)
というわけでパテを使って下駄を履かせ2mmくらい深くなるようにしました。
パテが固まるまではモービルホイップの基台に実際にねじ込んで座金に当てて成形します。ところが何も措置をしないでやってしまうと強力な接着力のあるパテが座金とホイップを一体化してしまい大変なことに。そうならないように座金には接着力の弱いテープでマスキングを施します。
買ってきたパテが15分で固まる速乾タイプ。成形は3分で!というのは時間的にかなり厳しかった。おすすめは60分タイプかな。ハンバーガーのケチャップみたいにはみ出た形になりましたがそれはあとで削るとして、とりあえず目的は果たせるものが出来ました。