「怪談飯屋古狸」輪渡颯介

今日の群馬は曇り。
今日は実家へのロングドライブ。
距離は断然近いのですが
ともかく道が混んでいるのです。

さて　輪渡颯介の新刊「怪談飯屋古狸」を読みました。

怪談飯屋古狸 輪渡 颯介

輪渡さん！また私に断りもなく新刊を！
(↑何故に断りを入れる必要が。。。？)
しかも新シリーズ！！

輪渡さんは　全く売れていない訳ではないとは思うのだが
群馬や会津では　大きめの本屋さんでも1冊置いているかどうか
しかもそれが売れても補充されない的な作家さんなのである。

私は大好きです。
怖がりの私が唯一と言っていいほど
楽しめる怪談時代劇ミステリー作家さん。

ともかく猫と怪談を愛する方で
脈絡なく連打される怪談話は
一人で読んでいるとかなり怖いです。

それでいてどこかホンワカさせられるのは
おそらく登場人物がいい感じだからかな。

今回は正義感も喧嘩も強いが
肝心なところが抜けてアホちゃうんかい？
と周囲が納得する虎太が主人公。

持ち前の正義感でもうちょっとで独り立ちできるところだった奉公先を
追い出されてきた虎太。
その日暮らし体力勝負の仕事をこなしてみたが

ふと通りがかった店で　愛らしいお悌ちゃんに一目惚れ。
ところが　お悌ちゃんはとんでもない事情と趣味？を持った女の子だった。。。


怖がりのくせに　お悌ちゃんの手前　格好をつけて
幽霊を見に行く虎太。
気の毒なことに幽霊を見ることに関しては
「とても運がいい」彼。

さて　虎太に安らかな日はやって来るのか？

面白いですね。
シリーズ化してどんどん書いていただきたい。
輪渡さんに関しては
絶滅危惧種の危うさを感じ購入している私。
(↑たいがい失礼。。。でも愛です)
これからも買いますとも！！

おすすめです。

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