まんじゅうのつぶやき

まんじゅうです。読んだ本の感想や日々のできごとの忘備録です。最近栖が変わりました。

「夜が明ける」西加奈子

2022-08-25 07:21:51 | 読書のすすめ
今日も群馬は曇り。
このまま涼しく秋に入るのかと思いきや
来週また35℃予報が・・・(;'∀')

さて 西加奈子の「夜が明ける」を読んだ。



子供の貧困についての物語だ。
主な登場人物は 貧困な上に母から虐待を受けて育つ暁。
もう一人は高二の時に父が死に大きな借金を背負った暁の友人。

どちらも貧困と闘いながら
自分がやりたいことをみつけるが。。。


学校に勤めていて 感じるのは
群馬の田舎の公立校でも 経済格差があるという事。

経済格差は 教育格差を生む。
もちろん完全にイコールではないが
少なからず関係性がある。

個人の能力には差があるが
親が家で勉強を見てやれるかどうかや
家で勉強する時間を与えるかどうかは
大きな差になると思う。

せめて大学までの学費が
すべて無料になればなあと思う。
(給食も含めて)

また地方から都心に出る学生には
県または国から無償で生活費をある程度
支給できるようにしてあげて欲しい。
地方格差(親の経済状態に依存)も確実にある。

子供や若者が食事もままならない
教育も平等に受けられない社会は
間違っていると感じる。

「夜が明ける」。
是非読んでいただきたい本です。

晴れの日の鉄塔4号と電柱。









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