まんじゅうのつぶやき

まんじゅうです。読んだ本の感想や日々のできごとの忘備録です。最近栖が変わりました。

「逆ソクラテス」伊坂幸太郎

2020-09-08 16:45:27 | 読書のすすめ
今日も群馬は時々曇りながらの晴れ。
36度。暑いわけだわ🥵


さて 伊坂幸太郎の「逆ソクラテス」を読みました。



小学生を主人公にした中編5つです。
どれも伊坂節が利いていて読まされます。

中でも 「スロウではない」。
司と悠太は学校帰りの道で
「ゴットファーザーごっこ」をやる。
その日に起きた出来事を
悠太のゴットファーザー語録で解決するのだ。
ある日 運動会の華であるリレー。
普通は足が速い子が走るのに
クラスのボス的な渋谷亜耶(運動できる系女子)が
サブのBチームはくじ引きで決めようとか言い出したのだ。

運動が得意ではない司と悠太は
ドキドキし 結局 司を始め
Bチームは運動があまり得意ではないチームになった。
転校生の高城かれんは チームの村田花と仲良しなので
何かと応援してくれるが
正直 毎日走りたくもないのに
練習するのもつらい。

そんな彼らに何かと上目線で絡んでくる渋谷亜耶。
ある出来事をきっかけに
チームは「ビリにだけはならない」という目標を掲げ
猛練習するのだが。。。。



何なのでしょう。
小学校に勤めているからなのか
小説の中の子供達の言動を
すごくリアルに感じます。

子供は基本は可愛いですが
時々 えっ?と思うようなことを言います。

渋谷亜耶が Bチームに
「ビリになったら謝ってよね!」
と理不尽なことを言う。
それを聞いた悠太が
「あれ絶対お母さんの真似だよ。」
と言う。

小さい子供が親のコピーをして
大人ぶった会話をするのは微笑ましいが
人を非難する時に親の叱り方をコピーするのも
よくあることです。

子供は大人が思っている以上に
大人をコピーしますので
ご注意を!
私も注意せねば。。。

まあ それは置いておいて
身につまされながらも
面白かったです。
そして読後感は悪くない。

おすすめです。✨

散歩途中の用水路の水門。


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コメント (4)
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