まんじゅうのつぶやき

まんじゅうです。読んだ本の感想や日々のできごとの忘備録です。最近栖が変わりました。

学校司書という仕事

2020-04-25 14:38:44 | 図書室のこと
今日も群馬は快晴。
ちょこっと風は強いようですが
夕方になったら 
近所を少し散歩しようと思っています。

さて 学校図書館の司書という仕事。
私の所属する市内の学校司書は
司書資格を持っている必要はありません。

私が10年近く前に 初めてこの仕事に就いたときも
資格はもっていませんでした。

年に何回か形ばかりの研修があり
その後 知人と食事した際
「通信で司書資格を取ろうとしている。」
となんとなく話したら

「へえ・・・お金も暇もあるのね。」
的な白い目で見られたので
以降 この話題は避けることにした。

資格を取得後
いろいろあって 仕事を変えて
公共図書館で働いてから
この仕事に戻ってきた。

司書資格が
図書館で働くことの必須項目だとは私も思わない。

本が好きで 学ぶ気があれば
ある程度の知識は ネットでも本でも手に入るからだ。

正直私も 学校で学んだことより
公共図書館で実際仕事をしていく上で
身についたことのほうが宝だと思っている。
資格を取った時 わけわからず言葉だけ覚えたことが
仕事をしていくうえで どんどん実のあるものになっていった。

ただ 学校図書館の場合
司書役は一人。
相談役の先生は多忙だし
図書館の専門家ではもちろんない。

そういう閉じた世界で 知識を蓄えていくことは
なかなかに難しいと感じる。

紙の上の知識でも 
系統だって学ぶことは
決して無駄ではない。
実務が伴えば 鬼に金棒なのになあと思う。

話は変わるが 学校図書室は 「第2の保健室」とも言われている。
実際に自分の仕事の一部は生徒の話をきくことだ。

現在は ほとんどの子供が学校には来ないので
希望登校で 来ている数十人としか触れ合わない。

しかし 彼らが不安定なのは明らかだ。
他のほとんどの生徒が来ていない中
学校へ行かされている感がある。
一日 1時間くらいは図書室で
本を読まされる。
本が好きでない子には地獄の時間かもしれない。
友達には近づくなと 何度も言われる。

奥のほうで 何人かでなんかしておるなあと思い
書架整理する風で見に行くと
本棚がしっちゃかめっちゃかになっており
普段の悪さも こやつらであったか~と思い

「あれ~ 何が起きたの?
すごいことになってるね~
あらあら。この子(本)はどこからきたのかしらねえ?」

と言いながら 直していると
当の犯人?の子供たちは 逃げたりせず
むしろ 

「その本はこっちだよ~」

と教えてくれたり 手伝ってくれたりする。

要は構ってほしいのだ。
もちろん先生方だって
きちんと子供と向き合って
相手をしている。

ちなみに私は子供を学校へ行かせる選択肢しかない親を責めるのは
間違っていると思う。

共働きあるいは単身子育てで 
職種によって 簡単に休むこともままならないのは
仕方のないことだ。

通わせない選択をできる人も
通わせざるを得ない人も
もちろん子供達も
誰も間違ってないし悪くない。

だからこそ 学校に行ったときは
構ってほしそうな子供たちは
構い倒そうと決意をあらたにした。
先生とは少し違うかかわり方が
私にはできることもあるかもしれない。
。。。だといいな。

もちろん静かに本を選んでいる子にも
「どんな本が好きなの~?
その本面白いよね。
こっちは読んだ?」
と 話しかけている。

「うるさいおばさんや(おばあちゃん?^^;)」
と思われても
それが 私の仕事です。

畑のニンジンの花。
こんな花だったんだ~





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コメント (4)
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