日常で≪ブレイン・バースト≫を巧みに使いこなし、中学内格差の頂点に君臨する謎の新入生・能美征二。ハルユキは、能美の狡猾な策略によって自身の≪翼≫を奪われ、完全敗北を喫した。前袖より
――しかし、ハルユキは、再び立ち上がる。
≪もう下を向いて歩かない≫と心に決めたハルユキは、親友・タクムと共に≪ダスク・テイカー≫へ反撃を開始する。キーとなるのは≪心意システム≫、≪スカーレット・レイン≫、そして≪メイド服少女≫!?
最強のカタルシスを以てしておくる、次世代青春エンタテイメント!
全文シリアスかと思った?残念、ラノベちゃんでした!
無論、トイレを目指しているのではない。校舎の三階まで駆け登り、能美征二の教室に殴りこむつもりだった。「ブッ殺す」と心の中で思ったならッ!
タクムに止められました(´・д・`)
とにかく今はチユリのフォローをしなくちゃだな
「あたしたちと《ネガ・ネビュラス》は、今後不干渉で行きましょ。互いにリアル割れしてるわけだし。もちろん、能美とハルの間の契約は別の話だけど」えっ
もうなにもかもどうでもいいですね!
「タク、オレはチユを信じる! だから、あいつの言ったことは信じない!」でも「女心と秋の空」だし・・・・・・
まーチユリの件は置いとくとして・・・・・・
次の機会にこそ能美征二=ダスク・テイカーを叩きのめすためには、
前巻の後半でハルユキが修業した『心意システム』ってやつを
タクムにも覚えてもらわにゃならんわけですわい
「・・・・・・・・・・・・何て言うか・・・・・・。――ハル、君もよくよく年上の女の人に気に入られる奴だね」ハハハ何言ってるんだ年下も同い年も関係無いよ?(白目)
しかしハルユキの師匠スカイ・レイカーへの連絡手段が無い
無制限中立フィールドでのログイン待ちは下手すると数ヶ月~数年がかり
・・・・・・どうしよう?
「そうだ・・・・・・そうだよ。いるじゃないか、オレたちにでかい借りのある超ハイレベル様が、すぐ北の戦域にさ」『超ハイレベル様』ロックオンされましたー
「もしお前が犯人だって確定したら、そのニューロリンカーぶっ壊して、画像も動画も全部読めなくするからな」無害なチビデブから一転、学校で孤立していくハルユキ
しかし心折れるわけにはいきません
『超ハイレベル様』にタクムの修行をお願いするのだ!
「ぎゃあ!! だ、だから何でてめーはいつもあたしの足を握るんだよこのヘンタイ!!」おまわりさんこいつです
心意講座はっじまっるよー
「・・・・・・習得できる心意は、それぞれのデュエルアバターの性質に合致したものに限られる。逆に言うと、たとえ心意をマスターしても、できないことはできない」通常技での防御や相殺ができない特殊技らしいよ
で、そういう性質上確認しておかなければならないのは――
「・・・・・・さっきも言ったとおり、そのアバターの属性と反する心意は、どんだけ修行してもマスターできる見込みはほとんどねぇ。で、ここでどうしても聞いとかなきゃなんねえことがある。――パイル、あんたのそのアバターは、《近接》と《遠隔》どっちなんだ?」シアン・パイルの秘密
確認が済んだところでいよいよ修行ですが、
ハルユキはこのまま一緒にいても仕方ないのでバースト・アウト、
ダスク・テイカーがマッチングリストに出ない件を調べることに
「二秒待った。あとは移動しながら考えて」そしてハルユキはメイドさんに拉致されたのでした(本当)
連れていかれたのは、秋葉原にある『対戦の聖地』
仕切っているのはドワーフっぽいアバターのマッチメーカー
「・・・・・・マッチングリストを遮断するバーストリンカー・・・・・・それこそ、いまこのアキバBGを秘かに揺るがしている大問題なんじゃ」アキバBGのシステムを不当に利用する輩が現れた模様
メイドさんことブラッド・レパードは、
自身がハルユキのシルバー・クロウとタッグを組んで囮になることを提案
不届き者ラスト・ジグソー(レベル6)があっさり釣れてバトル開始であります
赤系なのに近接型で有名らしいブラッド・レパード(レベル6)と、
飛べなくなった役立たず(レベル4)のタッグチームを倒せばポイントウマウマ
「GG」かと思った?残念、計画通りちゃんでした!
『マーキング』までする圧倒的実力を見せつけたブラッド・レパード
しかしラスト・ジグソーのリアルらしい人間は後姿の確認しかできず
まーしゃーない
そもそも目視距離で正面から確認できちゃったら自分の姿も見られるしナ
『・・・・・・・・・・・・ふぅーん。ぼくが独り寂しく修行してる間に、君はまた年上のヒトとデートだったんだね』「ブッ殺す」と心の中で思ったならッ!
足掻き続けるハルユキたちでしたが・・・・・・
そんなハルユキの焦燥を、まるで嘲笑うかのように――。例のタッグが『本格的なデビュー』
このままだと・・・・・・いや既に黒の王すら超えている・・・・・・?
果たしてハルユキは略奪者から全てを取り戻すことが出来るのでしょうか
「では・・・・・・さようなら、シアン・パイル」うわあああああああああ
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