今日の108円

1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

アクセル・ワールド10-Elements- 川原礫 2011年12月10日 アスキー・メディアワークス

2018-07-22 09:00:55 | アクセル・ワールド
『遠い日の水音』――西暦二〇四六年、秋。新生≪ネガ・ネビュラス≫の一員となったシルバー・クロウことハルユキだが、とある過失でバーストポイントを急激に減らしてしまう。窮地に立ったハルユキに、タクムは加速世界の≪用心棒≫を雇うことを提案する。
『最果ての潮騒』――西暦二〇四七年、春。新入生・能美征二の策略によって、かつてない危機に陥ってしまったハルユキ。時を同じくして、黒雪姫は修学旅行先の沖縄で、奇妙なバーストリンカーに≪対戦≫を仕掛けられていた。
『バーサス』――西暦二〇四七年、春。ハルユキはブレインバースト内で、黒い剣士の姿をしたアバターと出会う。次元の壁を越えて、二人の主人公が激突する! 待望の特別編!
前袖より
裏表紙間違ってるぞな第10巻は短編集だよ



水音


 直後、これまで一度も見たことのないシステムメッセージが数字の下に追加された。曰く、【YOU CAN UP TO LEVEL 2】――《レベル2に上昇できます》。
シルバー・クロウはレベル2になれるだけのポイントが貯まりました!


わほーい早速レベルアップだーい
「だ・・・・・・だめだハル! ストップ!!」
 しかし、その絶叫が耳に届いた時には、ハルユキの指はもう【YES】の三文字を押し込んでいた。
うん?


おめでとう! シルバークロウは
レベル2に 進化した!
 保有バーストポイント残高が、308から、8へと変化した。
えっ


つまりどういうことだってばよ?
 ブレイン・バーストというゲームに於ける《レベルアップ》は、他のゲームのように経験値が一定数値に達した時自動的に発生する現象ではなく、獲得したポイントを消費して贖うものなのだ。
というわけだってばよ


ポイントの残りが8ということは、
レベル2以下の相手に負けた瞬間加速世界から強制退場でありますなぁ
とりあえずタクムがわざと負けてポイントを分ければ最低限度の安全は・・・・・・
「・・・・・・・・・・・・相変わらず、一度決めたら頑固なヤツだなぁ、ハル」
『ゲーマー魂』に反するから仕方ないよね


でも正攻法で一般対戦してもプレッシャーでまともに動けない可能性高し
どうすればいいんだってばよぉ!?
「《用心棒》を雇うんだ。ポイントが、もう一度安全圏に回復するまで」
ほほう?


そのアバターの名前はアクア・カレントだそうです
『ええと・・・・・・それはつまり、そのアクアさんは、レベル1とか2の、しかもポイントが枯渇しかけて焦りまくってる新米とタッグ組んで、そいつを完璧に守りつつ対戦に勝ち続けられるってことか?』
そういうことらしいよ


さぞやベテランなんでしょうなぁ
レベル7とか8とか、いやまさかのレベル9なんじゃ
『いいや。アクア・カレントの通り名の一つに、《唯一の一》というのがあるんだ。彼のレベルは・・・・・・1なんだよ』
なんだってー


『用心棒』とコンタクトを取って待ち合わせであります
なお一方的なリアル情報の要求が報酬の模様
まぁ頭を下げる立場だから断りようもないやね
『・・・・・・わたしは今、ふたつの可能性を検討してるの。あなたが物凄く演技の上手い食わせ者で、わたしのリアルを割るために意図的にぶつかってきたのか・・・・・・それとも、正真正銘のオッチョコチョイなのか』
主人公だから仕方ないよね


『用心棒』はシルバー・クロウについて知っていました
なんせ7年の歴史で初の飛行能力持ちだものそりゃ有名人ですお
『ただ一人の完全飛行型。頭脳派に見えて案外頭に血が上りやすい。女性型デュエルアバターとの近接戦闘が苦手。こすっからい手を使うけど本人もけっこう抜けてる』
有名人ですお( ^ω^)


 アクア――《水の》。
 カレント――《流れ》。
果たして『《唯一の一》』と呼ばれる『用心棒』の実力は?
シルバー・クロウはポイント全損を回避できるのでしょうか


 そんなの、まだ理科で教わってないよ! つまり悪いのは僕じゃなくて文部科学省だよ! いやそんなこと考えてる場合じゃない、何か何か何とかしないと・・・・・・。
\(^o^)/
全部政府が悪いんだハルユキは悪くぬぇー




最果ての潮騒


「体調不良を理由にすると、あとでフォロー情報を要求されて面倒よ、姫。わたしのオススメは《生徒会関連事務》かな」
生徒会役員っていうのは内面が黒くないとなれないんだよ(偏見)


 ――あの世界と関わりのない場所で、君のような友人を持てたことに、私は心から感謝しよう。
二人は仲良し


「ど、どこがだ!?」
二人は仲良し●REC


楽しい楽しい修学旅行in沖縄であります
 バシイイイィィッ!! という鋭く乾いた雷鳴が、黒雪姫の意識を打った。
沖縄で加速による乱入だと・・・・・・!?


現れた2人(1人はギャラリー参加)は沖縄住民の様子
 彼女らの存在を説明し得る理屈は二つだ。東京から沖縄に引っ越してきたバーストリンカーがこの地で《子》を作り、エネミー狩りができるレベルまで自らのポイントを与えて育てたか・・・・・・それとも、二〇三九年にBBプログラムが配布されたのは東京都心だけではなかったのか。どちらにせよ興味を惹かれずにはいられない。
hmhm


とりあえず対戦だー
ブラック・ロータス(レベル9)対ラグーン・ドルフィン(レベル5)、ファイッ!
「ン、ナイスファイトだったぞ。特に二撃目の蹴りは良かった。フェイントからの繋ぎをもう少しスムーズにできるとなお良いな」
黒雪姫先輩、ちゃんと対戦強かったんスね
いやタイマンのバトル描写がほとんど無かったから・・・・・・
黄の王とやり合った時は速過ぎてよくわからん(ハルユキ談)だったし


まーあれだ、アシュクロ戦のように普通に良い対戦でしたな
「姉御! その腕を見込んで、お願いがあります! ワンたちの話を聞いてください!」
何か事情があるらしい?


聞くだけ聞いてみようじゃないk
「・・・・・・・・・・・・な・・・・・・え・・・・・・?」
王を呆然とさせるとは大した奴らさー


「・・・・・・・・・・・・それだけか?」
「はい! これだけです!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
2人の『師匠』が悪いさー


沖縄で現地民のバーストリンカーと出会った黒雪姫先輩
実は沖縄では加速世界で大きな事件が起きていました
しかもこの事件、東京で暗躍するあの連中と関係が・・・・・・!?
異国(?)の地でのトラブル、断ち切れ!ロータス!(SEED風)
「えっと、師匠がよくあたしたちに『俺は東京で《史上最強》って呼ばれてたんだぞ』って自慢するんですがぁー、それってホントなんですかぁー?」
『《史上最強》』のデュエルアバターが大活躍!




バーサス


「これでも、当初の予備よりは随分とコンパクトになってるんスよ、桐ケ谷君。それに、昔ゲーセンにあった第一世代機とは、スペックがファミコムとドリキャプくらい違うんスからね!」
あるぇー?
原稿間違ってないですー?(すっとぼけ)


「へえ、桐ケ谷君妹さんいるんスか!? い、いま幾つ!?」
反応しすぎだろ普通にヒクわ


今日もキリトはVR絡みのアルバイトです
なんかいつもアルバイトしてるイメージ
 これは――この世界は、のどかで無害でピースフルな実験用VR空間なんかじゃない。
なんですとー?


表現がちょっと忙しい、かなり特殊な短編でございます
「カラーサークル上の三原色・・・・・・《近接の青》、《遠隔の赤》、《間接の黄》。そしてそれらの中間属性である《緑》と《紫》。メタルカラー以外のほぼ全てのデュエルアバターは、その環のどこかに分類される。彩度が高ければ高いほど、属性の純度も増す」
どうしても「オレンジ」「橙」がないことに違和感
基本が青赤黄で3色なのに中間色扱いが緑紫2色なのがモヤるんだよなぁ
まぁ「遠隔で間接」なんてジャミング系くらいしか思い浮かばんけど
それか召喚系・・・・・・あ、ショコラ・パペッターはチョコ=茶色だからそこか



「バーサス」は『特別編』だけど、他2つは本編に大分関わってくる短編
時系列は「遠い日の水音」が1巻と2巻の間で「最果ての潮騒」は3、4巻の先輩サイド
つまり全部読めってことだよ言わせんな