「災害級」の熱波が続く関東地方。ボブズの主戦場、東京稲城市キャンプ多摩の気温も34.8度を記録した。そんな殺人的暑さの中で行われた過酷なサバイバル戦の勝敗を分けたのはここぞという場面での集中力の差だった。
<第1試合>
先制を許した1回裏、右中間へのヒットで果敢にツーベースを狙ったYUI選手だったが惜しくもタッチアウト。仕切り直してKENDALL選手のフォアボール、Atsushi選手のライト前、Nick選手のレフト前ヒットで1アウト満塁のチャンスを作るが、後続が倒れ無得点に終わってしまう。振り返ればこれがこの日の趨勢を決める重要な場面であった。
1回/YUI選手が果敢にセカンドを狙うも・・・
1回/Atsushi選手のライト前ヒット!
早くも5点ビハインドとなった3回、DATEMAN選手のフォアボールからYUI選手、KENDALL選手のセンター前ヒットで再び満塁とするが、ここでもニュー・スタイルのフォームと多彩なボールの軌道で的を絞らせないTNSムネオカ投手の粘りのピッチングの前にクリーンアップが打ち取られ、ホームが遠い。
一方ボブズ先発KENDALL投手は立ち上がりから制球が定まらずなかなかリズムを作れない。そんなもどかしい展開の中でも守備陣の懸命なプレーで大量点だけは許さず、終盤へと望みを繋いで行ったが、しぶといTNS打線に着々と加点され、気づけば9点のリードを許してしまっていた。
完封の恐怖が迫る最終回、AOKING選手、Hatch選手の連続フォアボールに、PUNCH選手の必死の走りでもぎとった内野安打で三たび満塁とし意地を見せたが無常にも得点ならず。
重度の「満塁病」に陥ったボブズは第2試合に捲土重来を期すこととなった。
尚、最終打席で通算300安打に王手をかけたPUNCH選手だったが、この走塁で右アキレス腱を負傷。大記録は次節以降に持ち越しとなった。
この試合3の3! 1番が板についてきたYUI選手
なんと試合前にバッティングセンターで練習してきたAtsushi、DATEMAN両選手
<第2試合>
先攻ボブズは1回表KENDALL選手、Nick選手、UEDA選手のヒットでこの日4度目の満塁とするが、ここでもあと1本が出ず。
もはや「呪い」という言葉さえ囁かれ始めた2回、ついにその時がやって来た(笑)。
2アウトからBUNTA選手がフォアボールで出塁すると、DATEMAN選手が内野安打で繋ぎ、YUI選手の今季初フォアボールでこの日なんと5度目の満塁。ここで次打者KENDALL選手の結果は拍子抜けの押し出しフォアボール。それでも前節アトラスターズ戦の3回以来14イニングぶりとなる得点を上げた。
2回/DATEMAN選手がヒットでチャンスを広げる
ひとまずプレッシャーから開放され、余裕が出来たのか、続く3回にもNick選手、UEDA選手のクリーンヒットにAOKING選手のフォアボールで巡ってきた6度目の満塁で打席に立ったEGOIST選手は3-1からのボールを悠然と見送り、打点を上げた。
一進一退で迎えた4回、敵失で得た2アウト3塁の場面で4番Nick選手がタイムリーヒットを放ち、ようやく自力での得点を上げることに成功。3点差となった5回にもBUNTA選手の敵失を誘う鋭いゴロと、DATEMAN選手の執念のタイムリー内野安打で2点を返し1点差まで詰め寄るが平均年齢47.8歳の悲哀か、疲労の度合いが濃くなったボブズは、終盤2回をあっさりと締めくくられ、悔しすぎる2連敗を喫してしまった。
しかし、ピッチングにおけるこの試合の「解」を見出したBUNTA捕手のリード、イレギュラーバウンドを体を張って止めたHatch選手、AOKING選手の内野陣。
またフェンス際の大飛球をスーパーキャッチしたUEDA選手、セカンド後方のフライを右中間の深い位置から長駆アウトにしたAtsushi選手のプレーなど、猛烈な暑さの中での守備の頑張りは特筆に値する試合であった。
打球を頭に受けながら、フルイニング出場のHatch選手
IDソフトボールのキーマンBUNTA捕手
「これでも色々考えてるんスよ~」
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3セット目の助っ人にナゼかEHで出場した元気なふたり
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この日4安打1打点 チームのタイムリー欠乏症にピリオドを打ったNick選手
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