BobbleHeads Game News Flash

スローピッチ・ソフトボールチーム『綱島ボブルヘッズ』の試合結果をお知らせします

スプリング・キャンプ速報

2008-02-24 18:23:05 | 東日本そのほか
新シーズンを前に、BOBSはスプリング・キャンプに突入。
鹿島神宮にて、厳粛なる必勝祈願を行った後、一路太平洋を望む『とっぷ・さんて大洋』に向かった。
一日目から、ハルナコーチによって、砂浜でのトレーニング開始。
その殺人振りは、綱島監督によって記録された写真を見ていただければ一目瞭然である。
3枚目の写真は、何を物語るのか。。。

詳細は、参加したメンバーの証言を待つ。


必勝祈願に正装で臨んだGENSHU監督、ユニフォームという正装で臨んだPOCHI選手。

スキップは不得手だけど、仲間には容赦なくノックを浴びせるハッチ選手。

海へダイブしたメンバーの「宴の跡」が舗装道路に。。。

 スローピッチ・ソフトボールの綱島ボブルヘッズは2月23、24の両日、茨城県鉾田市の『とっぷ・さんて大洋』で、綱島理友監督以下、16人の選手・スタッフが参加して春季キャンプを行い、2季目となる「T.I.S.L」(米軍リーグ)と、今季から発足する「ボブズリーグ」(SHARP TONGUE64th、WILD DRUNKS)の開幕に向けた、体力アップとメンタル強化のメニューをこなした。
 今季のキャンプは、スケジュールも含め、地元・茨城県内で高校生活を過ごしたD.J.改めアンパンマン・ハルナのコーディネートにより行われた。
 選手らはキャンプに先立つ23日午前9時。古来「戦さの神」として名高い武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)を祀る同県鹿嶋市の鹿島神宮での必勝祈願に臨んだ。折しもこの日の午後、Jリーグ・鹿島アントラーズも同じ本殿で必勝祈願を行っている。ボブルヘッズは、11冠を達成した地元の強豪と“同格”の祝詞を、神職から賜った。
 ボブズのキャンプ地・鉾田市はまた、「ヤクルトスワローズ公認アイドル」(古田敦也・前監督)、磯山さやかが県立鉾田第二高校野球部のマネジャーを務めたという、野球萌えの聖地でもある。同所へ移動しての初日の「ハルナスキーム」は、太平洋を望む広大な砂浜でのビーチ・トレーニングだった。
 細かい砂地は足元への負担を軽減しつつ、全身の筋肉に適度な負荷を与える。硬式野球からファストピッチ、スローピッチに至る選手・指導者経験を持つハルナの技術と思いを、ボブズのメンバーたちは、まさに砂地に水が浸み込むように、自らの身中に取り込んだ。
 「みんな、こんなに伸びしろがあったんだ」
 トレーニングを見守った綱島監督に、わずか数時間後、そう言わしめたことが、成果を物語る。ハルナも「考えていたスケジュール以上のものを、メンバーすべてがこなしてくれた」と、うれしい誤算に、目を“いっそう”細めた。
 唯一の誤算は「ハッチさんがスキップできなかったことぐらい」(Ciao談)か。
 圧巻は、終盤の太平洋に向かって打つ「アメリカまで飛んで行け千本ノック」。初めは波打ち際を最終ラインに守っていた選手だったが、潮が満ちるにつれフィールドエリアは狭まるばかり。すると、パンチ、Pochiの主力組が打ち寄せる荒波をものともせず、落下点の海面に向かって懸命のダイブを始める。これに若手のfish、しまたけが続き、ついにはノッカーを務めていたハルナまで「オレもやりたい」と、バットを投げ捨て加わった。
 遠来のサーファーや地元民が目を丸くしたほどの、「びしょ濡れ潮漬けパフォーマンス」が、鹿島灘の荒波に立ち向かう。ボブズはまたひとつ、「伝説」を刻んだ。
 仕上げは、先ほどまで自らが身を浸した大海を望む、絶景の天然ナトリウム-塩化物泉(純食塩泉) 露天風呂でのリラックスタイム。コーヒー色の湯中で語られたボブズの熱血ぶりは、周囲に思わぬ波及効果ももたらした。
 メンバーの会話を聞いた地元の常連客らしい老齢の男性が、湯上りのロビーで、妻に「ソフトボールの若い人たちに、元気をもらったよ」と、うれしそうに話していたという。これこそが、“真の地域密着”の具現化なのかもしれない。
 夕食も「ハルナスキーム」の真骨頂だった。あえて施設内のレストランを利用せず、南へ20キロも離れた神栖市郊外の食べ放題バイキングレストラン『すたみな太郎 神栖店』へ。焼き肉から寿司、うどんにラーメン、さらにはデザートの水まんじゅうや、わたあめ、ソフトクリームと、質はともかく量とバリエーションに富んだメニュー選定は、ボブズの「飲・食生活」を変えた。
 「あれだけの食材を収めては、アルコールの入る余地が無い」
 DRUNKSの某選手は、そうぼやきつつ、2杯目のビールをもてあましていた。ハルナの、栄養学的には「逆広岡」といえるスキームは、チームに思わぬ“革命”さえ、もたらしたことになる。
 夜はメンバーが一堂に会しミーティングが開かれ、綱島コミッショナーから今シーズンのチーム構想が伝えられた。参加2年目を迎えるT.I.S.Lでの健闘はもちろんのこと、ボブズリーグ創立のための「メンバー増強」がカギとなりそうだ。
 ミーティング終了後、もてあました胃袋を鹿島神宮の御神酒で清め、宴会が始まった。今日はいつもの居酒屋ではなく、海辺のロッジでの飲みである。電車を間違える心配も、終電を乗り過ごす心配もない。大方の予想に反してなごやかであった宴は、日をまたいで午前1時半まで続いた。

 キャンプの朝は散歩から始まる。2日目は午前8時半に宿舎前に集合し、そのまま砂浜へ。朝の空気と潮の香りが清々しい。サーファーたちを横目に消波堤の先まで歩き、体操で体を伸ばす。キャッチボールで昨日の肩の張りをほぐし、宿舎へと戻った。 
 朝食中に、Hamadaがまさかの負傷を告白。起きぬけにカップラーメンを食べていて、差し歯が取れてしまったとのこと。早退する予定だった鐵五郎の車に乗り、無念の表情で一足早く宿舎を後にした。地元新小岩のドクターからの経過報告が待たれる。
 トレーニングでは、投手組と野手組の二手に分かれた。投手陣はブルペンで投球練習を行い、それぞれのペースで持ち球を投げ込んだ。注目の開幕投手争いは昨年13勝を挙げたKENDALLが一歩リードか。ハルナT.I.S.L監督によれば、「今シーズンは投手陣に『分業制』を敷く方針」とのこと。Ciaoら2番手以降の投手陣の一層の奮起が期待される。野手陣はプールでウォータービクスを体験した。メンバーの体力に合わせて、ウォーキング、ビート板を使ったバタ足、クロール等のメニューがハルナ監督から提示され、メンバーはそれぞれ与えられたメニューに挑んだ。最後まで残った若手組がプールから上がったのは2時間後。これまでのトレーニングでベテランと同じメニューをこなしていた若手も、プールではみっちりと鍛えられていた。
 締めはやはり温泉。ゆっくりと汗を流し2日間の充実したキャンプを打ち上げた。綱島ボブルヘッズは、3月8日に迫った開幕に向けて順調なスタートを切ったといえるだろう。
コメント (1)
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