にわとりのにわ a hen's little garden

歌うたい時々クラリネット吹きの日高由貴のblog。
ちいさなこころのにわの風景をすこしずつ書きとめていきたいです。

あいだ

2008年07月31日 | 日々のこと
言葉にならない想いがあふれそうになると、いろんな色で線をひいたり、まるを描いたりする。

ちいさいころからずっと、言葉の裏を読むことが苦手だったから、言葉にならないものは恐怖だったし、言葉自体もまた、怖かった。

言葉が自分を離れて、自分の想いを裏切り、誰かを傷つけたり、誤解されたりすることがほんとうに怖くてたまらなかった。

誰かの言葉の向こうに、言葉にならない想いがあることが、そしてそれがなんなのか、たしかめることができないことが、不安で、怖かった。

いまは、ことばは、わたしと、だれかのあいだにある。

角度によっていろいろな色を見せる、ふわふわとしたものとして、だれかとわたしのあいだにある。