にわとりのにわ a hen's little garden

歌うたい時々クラリネット吹きの日高由貴のblog。
ちいさなこころのにわの風景をすこしずつ書きとめていきたいです。

ことばについて

2008年04月07日 | 日々のこと
言葉が通じないと、ひとは表情や、ちょっとした空気に敏感になるんだなあと、さいきんあらためておもう。

ありがたいことに、日本語が通じる方でも、笑顔を向ければ笑顔を返してくださる方が多いのだけれど、言葉が通じないお客様は、ほんとうに満面の笑顔を返してくださる方が多いような気がする。

こちらも、言葉が通じないので、「いらっしゃいませ。」やら、「ありがとうございます。」やら、「ごゆっくりおくつろぎください。」やら、「なにかございましたらフロントにお申し付けください。」やらを、ぜんぶ一回の笑顔にこめることになるので、そのぶん、想いが伝わるという面もあるのかもしれない。

この何日間か、フランスからの団体のお客様が泊まっておられて、日本語も、英語も通じない方が多い。でも、片言の日本語や英語と、ボディランゲージをつかってお互いに意思疎通させようとする時間は、ほんとうにたのしくて、その瞬間はとても深いところでつながっているような感覚がある。そして、逆説的なようだけど、言葉にならない部分で通じ合えると、いろんな言葉を勉強したいと切実に思う。

ポルトガル語もやりかけなので、こんなことを書くのも心苦しいですが、近々、フランス語の初級のテキストでも買ってちょこっとだけでもかじろうかとたくらんでいます。

気長に、気楽にをモットーに。