にわとりのにわ a hen's little garden

歌うたい時々クラリネット吹きの日高由貴のblog。
ちいさなこころのにわの風景をすこしずつ書きとめていきたいです。

言葉について

2006年04月22日 | 日々のこと
イツパツ評論に、19日の「日本学事始め」の様子をアップしました。

自分の論文を受講生(大半が2回生)に読んでもらったのですが、
とても緊張しました。

それは、「ごまかしのきかない怖さ」とでも言えるようなものです。

長い間大学院に籍を置いていると、
嫌が上でも学術用語に耳が慣れてくるというか、
専門用語や学術用語でなんとなくわかったような気になることが増えてくるように
思うのですが、それは本当に言葉が通じているわけではない。

通じているつもりになっているだけだろうと思うのです。

もちろん、受講生のみなさんのなかには、
わたしよりももっと学術用語に精通している方がたくさんおられるかもしれないけれども、
「ここの意味がよくわからない」と率直に言ってくれたことがとても嬉しかったです。

「ここがわからない」と思ったときにすぐに口に出せないような場所は、
あんまり集まる意味もないし、楽しくないと思う。


来週もたのしみです。