平々凡々とした日々(?)を支離滅裂に綴る雑記

映画・F1・時計等が趣味です。
日々これらのことにに関することや雑感などを駄文乱文でつづっていきます

金の糸

2022年03月05日 23時59分21秒 | 映画・ドラマ・アニメ
今日は、名古屋の伏見ミリオン座で映画を3本観ました。まず最初に観たのが、「金の糸」。
この映画はドキュメンタリーでもなく、事実に基づいた物語ではないが、監督自身の過去が
投影されているという点では、事実が描かれているだろうし。ジョージアという国はロシアと
国境を接し、旧ソビエト連邦時代は、その支配下に入っていた。昔はグルジアと呼ばれていた国だ。
きしくも現在、ウクライナとロシアが戦争となっており、ロシアと周辺国の現状がわかる映画なので
観ておきたかった。もっとも、この映画を作成、公開時期を決めた時は、こんな戦争が起こっている
なんて予想もしんかっただろうが。


内容は、ジョージア映画界を代表する女性監督ラナ・ゴゴベリゼ監督が、日本の陶器の修復技法「金継ぎ」に
着想を得て、過去との和解をテーマに描いた人間ドラマ。ジョージア・トビリシの旧市街の片隅にある古い家で
娘夫婦と暮らす作家のエレネは、79歳の誕生日を迎えたが、そのことを家族の誰もが忘れていた。娘は姑の
ミランダにアルツハイマーの症状が出始めたため、この家に引っ越させて、一緒に暮らすという。ミランダは、
ジョージアのソビエト時代に政府の高官だった女性だ。そんなエレネの誕生日に、かつての恋人アルチルから
数十年ぶりに電話がかかってくるが……。


なんか不思議な映画、エレネの内面が描かれていて、そこにアルチルとミランダが心を揺さぶる存在として
関わっていく、本当に日常を描いているので小さな出来事はあるが、大きなドラマティックなことは、
そんなに起きることはない。終盤くらいかな変化がみられるのは。高官だったミランダと自由を求めるエレネ
人と人の対立ならわかり合えたり、贖罪もするのだろうけど、今のロシアを見ると国に独裁者がいると、
そうは、いかないらしい。人と人との溝でも埋めるのは大変なんですから。ましてや、国となるとね。


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