matasaburo3の散歩日記

日本各地を旅しながら、日本の四季を撮ります。
又、世界各地の街を巡りながらの印象記やあれこれ。

仙台、夏の終わりにその2-松島海岸

2018-09-19 11:26:02 | 港町




 松島

 1日目の夜は秋保温泉に宿泊しました。

静かで広々とした温泉、海の幸満載の料
理と地酒を堪能しました。

翌朝、仙石線で松島海岸駅まで。
まず、瑞巌寺に向かいました。


  (庫裡)

平成の大修理(2008-2018年)
が、春に終わったばかりです。

政宗は禅僧虎哉宗乙の勧めで、円福寺復
興を思い立ち、1604年から1609
年までの工事で大伽藍を完成させます。

仙台城の完成が1610年ですから、工
期は重なります。


  (本堂と御成玄関)

芭蕉は「奥の細道」に「・・・金壁荘厳
光を輝、仏土成就の大伽藍とはなれりけ
る。」と書いています。

明治になって仙台城は取り壊されてしま
いますが、仙台城大広間と同じ構造をも
つ瑞巌寺本堂は仙台城を彷彿させるとい
われます。




昼食は、駅前の「生牡蠣専門店 松島こ
うは」で、殻付きカキと牡蠣のひつまぶ
しを食べました。

海岸沿いに歩いていくと、フェリー乗り
場のすぐ近くに観瀾亭がありました。



秀吉から政宗が拝領したといわれる伏見
桃山城の茶室を、二代藩主忠宗が移築し
たものです。

小田原合戦に政宗は遅参しますが、詰問
に来た前田利家らに千利休の茶の指導を
受けたいと申し出、秀吉らを感嘆させた
そうです。

観瀾亭は歴代藩主の納涼観月に用いられ
別名月見御殿と呼ばれ、歴代藩主のお休
み処でもあったそうです。



松島らしい景色を眺めながら、お座敷の
上で抹茶と和菓子をいただきました。

見仏上人の雄島を中心とした中世からの
霊場松島は、地形に神聖な力の宿る魅力
が強く、多くの人をひきつけてきました。