芝公園
3月末、芝公園周辺を散策しました。
増上寺は浄土宗7大本山の一つです。
江戸時代には、徳川家の菩提寺として
興隆を極めました。
明治維新後は神仏分離政策によって、
境内の敷地の大部分が芝公園となりま
した。
(旧台徳門霊廟 惣門)
増上寺には、徳川将軍15代のうち、6
人が葬られています。
昭和20年の2度の空襲で建造物群のほ
とんどが焼失しました。
台徳院(秀忠)霊廟惣門は、焼け残った
数少ない建築の一つです。
(いぬき門)
鋳抜門(いぬきもん)の左右の扉は青銅
製で五個ずつの葵紋を配し、往時の姿を
今に伝える数少ない遺構です。
霊廟跡地は、東京プリンスホテル、ザ・
プリンスパークタワー東京となっていま
す。
秀忠夫人(お江の方)の旧崇源院霊牌所
の一部は、鎌倉建長寺に移築され現存し
ています。
(大殿 本堂)
東京タワーを背景にたたずむ大殿(本堂
)は、昭和46年から4年をかけて再建
されました。
三解脱門を出て御成門から愛宕通りを進
むと愛宕山があります。
愛宕神社へ上がるための急な石段は「出
世の石段」と名付けられています。
愛宕神社は徳川家康の命により、江戸の
防火の神として創建されました。
江戸時代には桜の名所とされていました。
帰りは東京タワーを横目に見ながら、赤
羽橋駅まで歩きました。
春の日差しを浴びながらの約5kmの散
歩です。