「厚労省のまとめによると、19歳以下の自殺の理由(複数の場合あり)は「学業不振」が104人で最も多く、「進路に関する悩み(入試以外)」が84人、「入試に関する悩み」が40人だった。 」
高校生の自殺が増加している。
厚労省が分析を行うということだが、タイミング的には、新型コロナウイルス問題の影響がありそうだ。
自殺の実行リスクを高める主な要素(25年前(9))のうちの「所属感の減弱」(「この世における自分の居場所を見失う感覚」のこと)が強まっているではないかと思うのである。
近年は、リモート授業が増えており、高校三年生は部活を引退するところが多いので、大学進学を目指す多くの高校生が、おそらくは、学校で進路の悩みを教師に相談したり、同級生などと話し合ったりして、集団への所属感を確認したりすることが出来ないまま、”孤独な闘い”を強いられているのではないかと思う。
大学進学を目指すのは、女子より男子が多いはずだし、「自殺潜在能力」(「苦痛に対する慣れ」のこと )も、一般には男子の方が高い。
こういう理由で、男子高校生の自殺が増えているのではないかと推測するわけである。
このことからすると、就活をしている大学生(特に男子大学生)も、やはり自殺が増えているのではないだろうか?
ソニーあたりと医薬品メーカーが提携して、受験や就活の悩みに答えてくれ、かつオキシトシンの分泌を促進する、AIを搭載したロボット犬やロボット猫(ドラえもん?)を開発してくれないものだろうか?