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Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

政争の具

2020年04月24日 07時08分06秒 | Weblog
のんちゃんとコロナ
 岡部信彦氏「これは病気なんだ。病気なんだから、医学がしっかりしてね、医療がしっかりしてれば大丈夫なんだけれども、これを政争の具に使ったら危ないですよ、っていうのは言ってたんだよね。・・・いいことを、ま、やりたいな、見せたいな、っていうのが出てくると、やっぱどうしてもいろんなものが、余計なことって言うと、えー、申し訳ないけれども、医学外の要素がいっぱい入ってくるよね。」(16分37秒付近~)

 一見すると正論のようだけれど、100%支持することはためらわれる。
 医学者・医師は、人命こそが至上の価値であると考えているのだろうから、相当長期の「自粛」を求めることになるのだろう。
 これに対し、必ずしもそのような価値観を持っているわけではない、例えば井上道義氏のような生命を超える価値を奉ずる芸術家、あるいは、自粛によって生活の糧を奪われる人たちからは、当然異論が出てくるだろう。
 政治家は、こうした中で決定を行うわけだから、その決定が100%医学的判断に沿ったものになるとは考えにくく、むしろ何らかの医学外の要素が混入することは避けられない。
 スウェーデンのような、「ウイルスと共生する」という決定も、医学外の判断に影響されたものと見ることが可能である。
 (ちなみに、スウェーデンでは高齢者に点滴や経管栄養を行わないらしいが、これは医学外の要素で説明するのが適切だろう。)
 日本においても、新型コロナ対策が「政争の具」にはされないとしても、例によって、「支持者の意向に逆らうわけにはいかない」という消極的な発想から政治家が動くことはあり得るだろう。