倉本聰が『やすらぎの郷』にぶち込んだ業界騒然の爆弾 前編
「第8話で、作中ですでに死亡している女優・栗山たか子について「プロダクションから時代劇のスター俳優に貢がれた過去がある」という話になる。一同が驚いていると、浅丘ルリ子が演じる大女優・白川冴子が一言。
「今だってあるわよ」」
たまたま昼食をとっていた店のテレビで第1話を観たが、30~40年前の番組の再放送かと疑うような出演者で驚いた。だが、名作ならではの雰囲気も醸し出しており、これは話題になるだろうという予感がした。
本作のように、「老い」を正面から受け止めて笑いにつなげるようなドラマは新鮮であり、その中で業界批判が繰り出されれば、高視聴率は当然だと思う。
これも、作者には怖いものがないからこそできることなのだろう。
「第8話で、作中ですでに死亡している女優・栗山たか子について「プロダクションから時代劇のスター俳優に貢がれた過去がある」という話になる。一同が驚いていると、浅丘ルリ子が演じる大女優・白川冴子が一言。
「今だってあるわよ」」
たまたま昼食をとっていた店のテレビで第1話を観たが、30~40年前の番組の再放送かと疑うような出演者で驚いた。だが、名作ならではの雰囲気も醸し出しており、これは話題になるだろうという予感がした。
本作のように、「老い」を正面から受け止めて笑いにつなげるようなドラマは新鮮であり、その中で業界批判が繰り出されれば、高視聴率は当然だと思う。
これも、作者には怖いものがないからこそできることなのだろう。