王様の「秘密の参謀本部」

田端到&ビンゴ本郷の実験創作プロジェクト

「ウィ・アー・ザ・ワールド」とトットちゃん

2024-02-21 15:37:21 | エンタメ
「下書き」したまま、公開し忘れていたエンタメ系の記事があった。1ヶ月くらい前に書いたやつ。こんなふうに、忘れたことも忘れてしまう出来事が、今後増えていくのだろう。

●1985年「ウィ・アー・ザ・ワールド We are the world」が生まれた日の新作ドキュメンタリー『ポップスが最高に輝いた夜』をNetflixで鑑賞。ライオネル・リッチーを語り部に、あの奇跡の一曲の背景を見せてくれる。見どころが多すぎて、おっさん感涙。
 現在のブルース・スプリングスティーンやヒューイ・ルイスやシンディ・ローパーも登場。当時はなぜH・ルイスがいいポジションを任されたのか謎だったが、プリンスの代役だったのか。

 笑わない男ボブ・ディランがうまく歌えずに苦悩する姿と、その末に見せた微笑。そして、レコーディングが終わっても最後まで残ったダイアナ・ロスの「まだ終わって欲しくない」と涙ぐむ言葉がいい。あのディランの独特な歌い方が、スティーヴィー・ワンダーのアドバイスによるものだったとは!

●ベター・デイズか、ブライター・デイズか、どっちの歌詞がいいか、意見を交わし合う場面が出てくる。マイケル・ジャクソンはベターデイズがいいと言うが、結局、ブライターデイズに落ち着く。
 そうか、これが1992年のマイケルの「ヒール・ザ・ワールド」につながっているんだね。あの曲には、better placeやbetter worldという歌詞が出てくる。と、そんな30年遅れの気付きを今頃。

●NHK「透明なゆりかご」何度観ても心をえぐられる。清原果耶の名作ドラマ。なぜ今、再放送? と思ったら同じスタッフが土曜ドラマ「お別れホスピタル」をやるんだね。年老いた親を持つおじおば世代は、たぶん観たほうがいい。脚本/安達奈緒子。
 でも、あらためて「ゆりかご」を見ると、清原果耶ちゃんの顔がてかてかなのが気になる(笑)。10代女子の吹き出物をメイクで消そうとした結果と思われる。

●映画『窓ぎわのトットちゃん』鑑賞。予備知識なしに見に行ったから「普通の小学校から追い出された黒柳徹子さんが、別の学校でいい先生に出会ってのびのびと個性を発揮する」物語かと思いきや、昭和15年から昭和20年まで日本が変わっていく様を描いた戦争映画でもあった。
 バイオリニストだった黒柳の父が「(たとえ食べ物がもらえるとしても)ぼくのバイオリンで軍歌は弾きたくない」と、お金より誇りを選択するところがカッコ良かった。
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