王様の「秘密の参謀本部」

田端到&ビンゴ本郷の実験創作プロジェクト

100mの全米女王と全米王者

2024-06-24 15:23:03 | 五輪
●全米陸上の話題を書き始めた手前、結果も記さないと締まらない。

 女子100mはシャケリ・リチャードソン10秒71優勝! もうアメリカ国内では負けない。シャカリじゃなくて、シャケリ表記派です。
 メリッサ・ジェファーソン、トワニシャ・テリーの3人が五輪代表に。3人全員同じチームだから、パリ五輪のアメリカはリレーも強そう。

 まだシャケリのお母さんが存命だった頃に撮ったドキュメンタリー映像がSNSに流れてきて、自動翻訳の字幕でもだいたいの意味はわかった。これ

 シャケリは子供の頃、母の育児放棄にあい、祖母に育てられたのは有名な話。東京五輪の出場のかかったレースの直前にその母が亡くなり、マリファナに(合法地区で)手を出してドーピングでアウト。
 しかし、この失格騒動が逆に「マリファナごときで五輪出場機会を奪うのは黒人差別だ」「特異な家庭に育ち、這い上がってきた若者をこんな形で突き落とすのは良くない。アメリカはそんな国じゃないだろう?」みたいな、政治家を巻き込んだ大騒動に発展し、シャケリは時の人になった。

●男子100mは、ノア・ライルズ9秒83(+0.4)、ケニー・ベドナレク、フレッド・カーリーの順。この3人がオリンピックの米国代表に! 
 ライルズは日本のアニメ好きで、カメハメ波パフォーマンスでも知られる陽キャラのスプリンター。今大会はスタート前に「遊戯王」のカードでキャラを召喚するパフォーマンスが話題になった。
 今週の200mも最有力だ。東京五輪では200mの銅メダル獲得にとどまったが、2023世界陸上では100m、200m、4×100mリレーの三冠を達成した。

 コールマンは4位で五輪落選。オリンピックと縁がない。準決勝では追い風もあって、9秒台が12人、9秒8台が5人。ついに9秒97でも決勝進出できないハイレベルの大会に。

●それと、どうすればLIVE中継映像を見られるのか、知りたがっている人が多いようだけど、そこは自分で頑張って見つけよう。独占中継のNBCが自社系列のネット・ストリーミングに誘導するようになってから、アメリカ国外での視聴は制限が厳しくなってしまった。

 裏技として、スポーツベッティングの会社に入会する(賭けなくても映像は見られる)とか、串を刺すとか、そんな面倒をしなくても当日になればTVの映像をネットに横流ししてくれるファンがいるもんだ。
 ただし注意しないといけないのは、公式のスタートリスト画面を出したまま、LIVEの生中継を見ていると、スタートの30秒くらい前にリザルトが更新されてしまい、「おい、結果出ちゃったぞ! 30秒遅れの中継だったのか!」という、残念なあるあるも(笑)。
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