王様の「秘密の参謀本部」

田端到&ビンゴ本郷の実験創作プロジェクト

ヤクルト優勝

2011-07-14 01:32:16 | 野球
 今日13日の中日戦はシビれたねえ。でも、今日の勝ち方を見て確信した。今シーズンはヤクルトスワローズの優勝だ。
 眼下の敵ドラゴンズに延長戦でサヨナラ勝ち、しかも浅尾と岩瀬の二枚看板を攻略しての勝利。優勝する年というのは後で振り返ったときに、ああ、あの試合がペナントのカギだったんだと思える一戦が今頃にあるもので、たぶん今日がその試合だったんだと思う。

・9回表、イム・チャンヨンが森野に同点弾を打たれる。またしても館山先発時のチャンヨン陥落。
 解説の達川さんが「わしが広島におったときも、川口が先発した試合では大野がしょっちゅう抑えに失敗しとった。似たタイプの先発投手のときは抑え投手がよく打たれる」という話をしていて、なるほどとうなづく。

 しかし、あれは精神面の理由も大きいんじゃないだろうか。前回この投手の勝ち星を消しちゃったから今日こそは抑えねばと、意識過剰になっていつもより力が入り、また同じ失敗をしてしまうという。

・10回裏、畠山ブーの四球から、バレンティンが粘りに粘って浅尾の変化球をどうにかファールし続けた末のレフト前。バレンティンはすっかり穴を見抜かれ、打撃急降下だけど、あんな粘りができるならまた戻ってきそうだ。
 
 そして宮本のゴロで三本間にはさまれながら、狭殺プレーで粘り、走者を進めてからアウトになった代走・野口の頑張り。
 
 さらに徹底した右狙いであわやの打球を飛ばし、岩瀬にストライクを入らなくさせた巨神兵・宮出の働き。
 
 最後は、おいしいところを全部持っていった相川のひと振り。
 
 なに、この伏兵陣の全員野球。ひとりひとりがちょっとずつ確実に自分の役目をこなして、敵の要塞に小さな穴をあけて、次にバトンタッチ、また小さな穴をあけてバトンタッチみたいな、ミツバチ攻撃。これぞ小川スワローズを象徴する戦い方だろう。

 わしは宮出が大好きなので、本当は宮出が決めてくれれば一番良かったんだけど、こんな勝ち方しといてそこまでは望むまい。動画「宮出の塔」でも貼っておこう。まだ可愛かった頃の沢尻エリカも出てくるぞ。

●神宮戦隊・宮出の塔

コメント
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