王様の「秘密の参謀本部」

田端到&ビンゴ本郷の実験創作プロジェクト

カジノ報道のうさん臭さ

2014-10-29 10:00:54 | Weblog
 なんか最近、カジノやIR法案に関する報道がやたらと多いんだけど、まるっきり局の都合優先で、中立的な立ち位置じゃないから注意したほうがええで。
 フジテレビは臨海副都心のカジノ計画の中心だから、当然、推進する立場の報道が多い。
 TBSはほにゃららでカジノ絶対反対だから、ギャンブル依存症に結びつけて否定的な立場を取る報道ばっかり。せめて報道くらい、局の都合を出さないで欲しい。

 ちなみに私はカジノ大賛成だ。カジノにはいろんなメリットがあるけど、ほとんど語られていないのはカジノは文化を助けるということ。
 ラスベガスのホテルでなぜあんなに毎日、いろんなアーチストのコンサートや演劇がリーズナブルな価格で開催されるかといえば、それはカジノの集金力が背景にあるからだ。実際、ラスベガスを訪れる客のメイン目的はカジノではなく、これらのコンサートや演劇の鑑賞のためというのが、きちんとした統計で出ている。カジノを動力エンジンにして、ラスベガスはカルチャー・タウンとして成立している。

 どんなにギャンブル反対を唱えても、たとえばサッカーくじのtotoが強力にマイナースポーツを支えているという現状がある。totoのおかげで東京五輪も開催できるようなものだ。競馬による国庫納付金も莫大な金額にのぼる。
 カジノを中心に据えた統合リゾートを各地方に作ることで、その地方発の映画や演劇や美術がものすごくサポートされる。一企業が経営するパチンコ屋とはそこが違う。

 新しい街、テーマタウンを作るための起爆剤がカジノなのだから、依存症がどうこうとあやふやな話を持ち出すよりも、テレビ局はもっと地方再生と結びつけてカジノを語ったほうがいい。
 とはいえ、現実的には、カジノをエンジンに介護施設や病院を充実させて「介護タウン」を作ることが、一番ありそうで、役に立ちそうなプランだと思うけど。
コメント
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