王様の「秘密の参謀本部」

田端到&ビンゴ本郷の実験創作プロジェクト

牡馬を導くウオッカ

2007-05-27 19:52:38 | 競馬
 ダービーは珍しくサラブレ・モバイルに観戦記を書いたので、スルーしようかと思ったんですが、そっちで書きかけてボツにした部分を公開してみる。

 17頭の男馬を引き連れ、馬場のど真ん中を先頭で駆け抜けてゆくウオッカの姿に、私はドラクロアの絵画「民衆を導く自由の女神」を思い出した。あれはフランス7月革命を描いた作品だったが、今ここ東京競馬場でも、牝馬ウオッカにより5月革命が成し遂げられたのだ……なんたらうんちゃら。

 くせえ~。スノッブ気取りのライター志望の学生みたいな文章(笑)。
 でも、ゴールの瞬間の四位の姿が絵によく似ていることを指摘したかったので、写真を並べておきます。(ダービー写真はYOMIURI ONLINEより拝借しました)


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中京ダート1000

2007-05-26 22:02:02 | 競馬
 ヤクルトの試合は悲惨すぎて目眩がするけど、今の時期のようにパ・リーグ主催ゲームが多いと、ほとんどネット中継してくれるからありがたいね。
 私のように12球団を見たい者にとっては、よりどりみどりで観戦試合を選べる環境はこたえられない。

 週末に野球の話をしてもしょうがない。競馬の話題にしよう。
 中京開催はダート1000mの3連複万馬券を遊びでよく買う。そのポイントは本にも書いたことがある。

<中京ダ1000の万券5箇条>
・減量騎手を最低1人混ぜる。
・ミスプロ系が中心。
・前走テン3ハロンのタイム1位、2位に注意。
・前走芝で走っていた馬がよく来る。
・ほかの競馬場のダート1000より差しが決まり、重めの血統が届く。

 今日は2Rにダ1000が組まれていて、1着マホロバ(前走芝1200で、テン3ハロン1位)、2着チアズシンシア(減量騎手)、3着マイティマイロード(1番人気)。
 これで3連複は4万円、馬連も4万円でした。ご馳走様です。

 こういうのを読んで「後出し」と怒るか、さっそく明日の出馬表を確かめるかで、勝ち組と負け組が分かれるんでしょうね。と、調子に乗って挑発してみる。
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野村采配と古田戦術

2007-05-24 02:05:09 | 野球
 今日(5月23日)のヤクルト-楽天戦はぐったり疲れた。でも、面白かった。
 二転三転の末、延長10回、5-4で楽天のサヨナラ勝ち。試合時間は4時間20分を超え、楽天は野手を全員使い切る総力戦。

 内容も、盗塁やヒットエンドランなどの足技多数。9回表は二死からオッサンのヘッドスライディングをきっかけに逆転。9回裏には打者ひとりごとに、前進守備かゲッツー体勢か、内外野の守備体型が変わるというギリギリの攻防の末の延長。

 こりゃ勝っても負けても満足だぜと思いながら観ていたけど、最後はあっけなくサヨナラ負けするとどっと疲れが出た。
 両監督とも大忙しで、ベンチも知力、体力、精神力を使い果たした試合だろう。こんなふうにベンチワークのせめぎ合いみたいな試合が、やっぱり自分は好きなんだとよくわかった。

 さすが野村監督と古田監督の野球は噛み合うってことなのか。と、1試合で決めるなよ。
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まちがい探し

2007-05-15 01:37:02 | 競馬
 以下は、競馬をよく知らない人に私が質問されて、答えたときのやり取りです。正しいところと間違っているところを挙げなさい。

「どうして今年はこんなにG1が荒れてるんですか?」

「ここ10年くらいのG1はずっとサンデーサイレンスっていう、すごい馬の子供が中心だったんですけどね、サンデーが死んでその子供がいなくなっちゃったんですよ。そしたら、こんなに荒れるようになってしまった」

「サンデーサイレンスの子っていうのは、そんなにほかとは違うんですか」

「もう全然違います。馬の中にチーターが混じっているみたいなもんでしたからね。だからやっとチーターがいなくなって、馬と馬の争いに戻ったんですけど、騎手がいまだにチーターのつもりで馬に乗ってるから、ペースまでおかしくなって」

「なるほど、それで荒れてるわけですか」
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杉浦太陽&辻希美

2007-05-12 01:03:09 | エンタメ
 たーくんにのんたんですよ。あれほど微笑ましい結婚会見があったでしょうか。のの様はついにウルトラの母になるのです。

 今回はののマニア全開でいかせていただく。世間のコメントを聞いていると、辻希美をわかっとらんようだから、わしが説明してあげよう。引く人は引け。

 のんちゃんは、どこまで行っても「お盆ひっくり返し女王」なんですよ。大人たちがほどこした演出、仕掛け、筋書きを、次から次へ、無邪気に、自由に、豪快にひっくり返していく。自由すぎる、反・予定調和クイーン。

 左が筋書きありきのもの。右がそれをひっくり返したものとします。いや、違うな。左が筋書き的でスパークしなかったもの。右が野放しにしてスパークしたものとします。

ギャルル ←→妊娠・電撃結婚
ダブルユー←→活動停止、ソロ
天然キャラ←→過呼吸
Mステ  ←→うたばん
食わず嫌い←→バカ女
ブーシャカ←→焼きそば
ちゃっきり←→ミニモニ
救え!  ←→きゅうえ?

 一部わかりづらいか。まあ、いいや。
 強引につなげると、娘本体でちゃっきりのキャラを与えられてスパークしなかったのが、突発的に生まれたミニモニでスパークし、仕掛け的なブーシャカブーシャカよりも、ハプニングの焼きそば事件でキャラを確立する。

 歌番組なら、段取りだらけの「Mステ」ではスパークせず、段取り無視の「うたばん」でスパーク。
 バラエティでも「食わず嫌い」のようなかっちりした演出にはめた番組に出るとつまんなくて、「バカ女(ばかじょ)」のような野放しにした番組でミラクルを起こす。

 そして世間的に、悩みなき食いしん坊キャラが浸透した頃に、過呼吸症候群というメンタルヘルス系の病気で倒れてしまう。ノーテンキな天然少女というお盆を、精神疾患でひっくり返すという荒技。

 あまりにも似合いすぎて筋書き的なダブルユーはスパークしきれず、相方のお盆ひっくり返しもあってソロで売れる。
 締めくくりはギャルルなどという、後ろの事務所の力関係まで見えてしまう筋書きユニットの発表直後に、できちゃった結婚という極めつきのお盆ひっくり返し。

 あらゆる仕掛け・予定調和を、ぶっこわして光を放ってきた辻希美にとって、これは自然すぎる帰結だ。ギャルルの憂鬱な表情、不自然な笑顔を見たときに、こりゃ近いうちに豪快にひっくり返すぞという予感を持った人はたくさんいただろう。

 ああ、しまった。完璧にヲタの文章だな(笑)。

 最後にひとこと追加。
 この世の中で、愛される才能ほど強いものはない。頭がいいとか、スポーツができるとか、仕事ができるとか、そんな才能は、愛される才能に比べたら屁みたいなもんだ。辻希美を見ていると、いつもそう思う。

「生まれ変わったら、私はののになりたい」(byフランキー堺)。違うよ。
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