王様の「秘密の参謀本部」

田端到&ビンゴ本郷の実験創作プロジェクト

性別適合手術とミッドナイトスワン

2024-07-14 01:17:04 | エンタメ
●「性別適合手術なしで、性別変更を認める決定」。このニュースで、草彅剛の映画『ミッドナイトスワン』を思い浮かべた人も多いのでは。
 適合手術の予後が悪く、布団におむつで横たわるシーンは映像的に強烈だった。性同一性障害に苦しむ人の痛みと悲しみが伝わってくる映画。

 今回の高裁の決定は「性別変更には、適合手術を必須の条件としない」という判断なのに、それを理解せず「これで自称・女を名乗れば、誰でも女になりすませる」と、的外れな批判をしている人たちが多いのが残念だ。

●「映像の世紀バタフライエフェクト/東京 戦後ゼロ年」​は、知らない話や映像がたくさんあった。
 岸信介と踊る宗教の関係(選挙の票のためにあやしげな宗教団体と仲良くした)は今も変わっていないし、その放送が、あやしい宗教団体との癒着を理由に暗殺された孫・安倍晋三の命日というのがなんとも……。

 広瀬すずと清原果耶が戦災孤児(上野の浮浪児)の姉妹だったNHKの朝ドラ「なつぞら」も思い出した。上野の浮浪児の一掃で、ふたりは生き別れになった設定だった。

●テレビのレベッカ特集、今週2つ目だ。
 80年代のアーチストは単に楽曲が支持されたのではなく、生き方を歌にしてそれが共感を集めた人やバンドが多かった。レベッカなら、学校のルールに馴染めずちょっとはみ出して悪い遊びをしちゃってる地方の女の子、男の子。 
 いま売れている若いアーチストに、楽曲と生き方がセットで支持されている人はいるのだろうか。

●「鉄道フェスティバル&駅弁大会」に行ったら、制服の男子高校生など、普段は催事で見かけない鉄道ファンでにぎわい、全然別タイプの客が隅っこの駅弁コーナーに集まっていた。
 鉄道と駅弁は仲間に見えて、ファン層が違いすぎる。彼らは食い物に金を使うくらいなら、プラレール買うぞ。
コメント
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