王様の「秘密の参謀本部」

田端到&ビンゴ本郷の実験創作プロジェクト

エイシンフラッシュとデムーロ(まちがい探し)

2012-10-30 01:22:59 | 競馬
 秋の天皇賞、例の天覧競馬の名場面の写真です。本物と何かが違っています。さて何が違うでしょう?



 正解は…JRAの女性係員がいない。
 さて、なぜでしょう。答えは魔法を使ったから。なんつって。
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1イニングの空白

2012-10-17 13:22:30 | 野球
 クライマックスシリーズ、健闘及ばずヤクルト・スワローズ敗退いたしました。
 中日との第3戦はピンチを切り抜け、切り抜けという、緊張感の連続だった上に、最後の最後でブランコの一発にひっくり返されるという、もっとも疲労が残る試合展開。
 こういう試合は、勝てば少々の疲れもこらえられるけど、あんな負け方だと全身のぐったり感があとをひいてハンパない。お風呂に名湯の入浴剤を入れたくらいじゃ疲れが取れない。
 しかし選手の皆様はこっちどころじゃないわけで、1年間お疲れ様でした。ゆっくり身体と心を休めてください。

 あの8回の逆転満塁ホームランで思ったのは、結局、今シーズンはずっとこれだったよなあ、と。これというのは、リリーフ投手がひとり足りない。1イニング余る。
 いろいろとやり繰りするんだけど、どうしても投手リレーで埋められない回が1イニングできてしまい、その結果、先発投手を1イニング引っ張りすぎたり、後ろの投手に負担が行ったり、勝ち試合と負け試合の継投パターンがごっちゃになったり。
 イム・チャンヨン離脱の影響が大きすぎて、今季のヤクルトはずっと最後までこの1イニングの空白を埋められなかった。松岡の抜けた穴も大きかった。

 その意味では、前日2イニング投げたばかりのバーネットを、どたばたしながらイニング途中から投入せざるを得なかった中日戦の負け方はまさに今季を象徴するもので、シーズン3位だった理由が出た結果の負けだった。
 シーズン成績は正しかったと納得するしかありません。主力打者が病み上がりばっかりで打てなかったし、それも今季のヤクルトをコンパクトに表した敗因。

 願望を言えば、9回は岩瀬が出てきて、代打・宮出の最後の打席というシーンを期待したんだけど、まあそこまでは言うまい。これからも宮出の牛丼伝説を語り継ごう。

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オルフェーヴル@凱旋門賞

2012-10-08 21:39:13 | 競馬
 10月7日のスポーツは盛りだくさんでお腹一杯だった。感動・興奮レベルで言うと

4位・錦織優勝
3位・カムイ、日本GP3位
2位・オルフェーヴル凱旋門賞2着
1位・ヤクルト最終戦、宮出の涙

 こんな感じ。ひとつだけ一般認知度の低いのが混じってるかも。

 オルフェーヴルについて感想をメモしておこう。
・あれが早仕掛けだったのかという点については、スミヨン騎手を擁護したい。オルフェーヴルの瞬発力がすごすぎて、予想外にあっというまに先頭に立ってしまったのだろう。不良馬場であんなに瞬時に外からぶち抜ける馬はそういない。

 これには前走フォワ賞の反応が鈍かったことが絡んでいる。スミヨンは反応が鈍かったフォワ賞を体感した上で、オルフェーヴルの仕掛けどころをあの位置と判断した。
 しかし結果的には誤りで、フォワ賞は休み明けだったから反応が鈍かっただけ。凱旋門賞の早すぎる反応が、オルフェーヴルの本来の姿だった。

・ラチへ向かってヨレたのはオルフェーヴルの癖。スプリングSがあんな感じのヨレ方だった。新馬もそうだっけ。お父さんのステイゴールドもあんなヨレ方をしていた。

・最後、先頭に立って減速してしまったのは、早めに脚を使ってバテたのか。それとも余力は残っていたのに、ソラを使って息を抜いたのか。正解は誰にもわからないが、たぶん後者だと思う。
 早めに先頭に立つとソラを使うのはサンデーサイレンス系全般の傾向で、例は二百も三百もある。内へ刺さったのも、苦しがったわけではなさそうだし、まだまだ余力は十分にあった。

・「ラチに激突せんばかりにヨレたのは、スミヨンを振り落とそうとしたのではないか」という説が、ギャグ半分にささやかれているようだが、私は本気で同意したい。
 ギャグじゃなくて、あれは早めに先頭に立ちすぎてやることがなくなったオルフェーヴルが、悪戯半分にスミヨンを振り落とそうとしたのだと思う。気まぐれ番長オルフェーヴルとはそういう馬だ。

 だから後ろからソレミアに襲い掛かられたときも、鞍上との遊びに夢中で、気付くのが遅れた。気付いて、あわててまた本気で走ろうとしたけど、もう間に合わなかった。ある意味、阪神大賞典と同じだ。

・1着のソレミアはサドラーズウェルズ系*シャーリーハイツ*リファール。追って追って、ようやく最後にエンジンが掛かるあたりはいかにもサドラー系らしい。
 ちなみに凱旋門賞は、2分30秒以上かかるとサドラー系か母父サドラーが勝ち、2分25秒や26秒の速いタイムになるとダンチヒ系か母父ダンチヒ系が勝つというわかりやすい傾向がある。今年もその通りだった。

・「ソレミアのようなG1を勝ったことのない馬がどうしてあんな強い競馬を?」「ソレミアが勝つなんて全体のレベルが低かったのでは?」という意見も聞こえてくる。
 が、ソレミアの成績を見ると、もともと牡馬と一緒のレースのほうが強さを発揮するタイプで、これはスタミナの豊富すぎるステイヤー牝馬の特徴。日本で言うとメイショウベルーガなどもサドラー持ちで、このタイプだった。 
 こういう馬は牝馬同士だとレース質が軽すぎてG1を勝てず、ベストパフォーマンスは牡馬との混合戦になることが多い。天皇賞・秋と札幌記念で強い競馬をしたヘヴンリーロマンスも、母父サドラーの牝馬だった。

  
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