王様の「秘密の参謀本部」

田端到&ビンゴ本郷の実験創作プロジェクト

イソップ

2008-06-22 18:44:41 | Weblog
 このところすっかりネットから遠ざかってしまった。
 本業のトウモロコシ相場が大変なことになる中、ハイスペックの新しいパソコンを購入、楽しすぎるおもちゃのソフトに没頭したり、一冊、別の名前で本を書いてみたり、神宮球場へ交流戦を見に行ったり、りんちゃんとモノポリーで遊んだり。しかしモノポリーってのは、ふたりでやると延々終わらないね。

 今年の仕事もほぼ終わり、だいぶ落ち着いたので、このブログもなんか考えよう。どうでもいい雑記ばかり書いててもしょうがない。

 前回の羞恥心の話、元ネタを知らない人が多いようなので書いておきます。あれはイソップのお話で、イソップはギリシアの奴隷だったと言われる人だから、男色に関する寓話もいくつか残されている。
 男色を戒める、とても真面目な話なんだけどなあ。
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羞恥心

2008-06-03 18:55:03 | Weblog
 忙しくて更新の余裕がない。こんなときは、有名な小咄を微妙にアレンジしてオリジナルっぽくするコーナーでつなごう。

 むかしむかし、神様が人間をつくったときのことです。
 神様はまず人間の体をこしらえ、いろいろな心をそれぞれの場所に入れました。楽しい心は心臓の真ん中に、悲しい心は目の奥に、怒りの心はお腹のなかに……。
 しかし、すべての作業を終えた後で、入れ忘れていた心があるのに気づきました。
 それは羞恥心です。

 神様は困ってしまいました。
「さて、どうしたものか。もう入れるところがない」
 しばし考え、やがて気づきました。
「そうだ、まだ心を入れてない場所があった。お尻の穴だ」

 こうして神様は、羞恥心をお尻の穴に入れることにしました。そしてそのとき、ある仕掛けをほどこしました。
 もし誰かが羞恥心を突っつくようなことがあったら、羞恥心はお尻の穴から出て行ってしまうようにしたのです。
 ほら、そう思って「羞恥心」という漢字を見つめると、トイレに座った人のお尻から少しずつ心が出て行く象形文字に見えませんか。

 人間がお尻の穴を見られるのを恥ずかしいと思うのは、このためです。
 また、お尻の穴に、ある物を入れたり出したりする人は、羞恥心がなくなってしまうのも同じ理由です。
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