王様の「秘密の参謀本部」

田端到&ビンゴ本郷の実験創作プロジェクト

エルピス最終回とスピードスケート

2022-12-30 15:26:15 | エンタメ
1227●「エルピス -希望、あるいは災い-」最終回。
 名作に拍手。善と悪が取引して調和を取った結末は、これも希望であり、災いなのだろう。
 いや、どっちが100%の善玉菌でもなければ、どっちが100%の悪玉菌でもないのだから、これは取引ではなく、バランスと延命のための最善の手段だというアイロニー。結末ではなく、現在も進行している事案(病気)の途中経過。

 2019年の設定で物語が進んでいたから、最終回は2022年になるのだろうと思っていたが、2020年の10月で終わった。2年前で終わらせた意味を考えたい。この最終回の2年先に「今」がある。

1228●「エルピス」の感想をいろいろ読んでいるが、なるほどと思ったのは、あの村井さんの反乱テロ(スタジオ大暴れ)は、現実に置き換えると元首相の狙撃事件にあたるのではないかという見方。
 あの行動がいい意味でも悪い意味でも人の心を動かし、流れを変えた。

1229●ふるさと納税を駆け込み、冷凍庫が満杯に。でも、なんとか入ったと安心してたら、予定になかった株主優待の冷凍ものが届いてしまい、アウト!
 あわててアイスクリームを1日2個ずつ食べて、干物の魚を焼いて、冷凍庫をあけつつ、冷蔵庫でなんとかやりくり。
 ちなみにふるさと納税はもう十年くらいやっているが、カニ、干物セット、アイスクリームがマイ三大返礼品。カニは昨年まで1万円でもらえていた同じ商品が1万5000円に値上がり。

1230●スピードスケートの全日本選手権。高木美帆の三冠は順当として、女子3000mで高木美帆に勝った堀川桃香さんが、5000mでは国内最高記録、ジュニア日本記録を出して優勝。
 まだ19歳。新しい長距離のエースが文句なしに誕生。パシュートの3人目もほぼ決まりだろう。

 ただし、記事を読むと大会直前に高校時代の恩師のアドバイスを受けて急に良くなったようで、じゃあ、ナショナルチームのコーチは何をやってたんだという話にもなる。メダルを量産してくれたオランダの名コーチと契約を延長せず、高木美帆にも逃げられ、ナショナルチームは大丈夫なのか。

1230●バドミントンの全日本総合では、リオ五輪ダブルス金メダルの松友美佐紀さんがミックスダブルスで優勝。相手はリオのパートナーだった高橋礼華さんの夫という、夫婦交換……じゃなくて夫婦トライアングル・ダブルス。
 男子シングルスは桃田賢斗が圧勝で優勝。久しぶりに強い桃田が帰ってきた。パリ五輪で今度こそ。
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エルピスとサイレントの邪な解釈

2022-12-24 18:35:11 | エンタメ
●ドラマ「silent 」は最終回の考察で盛り上がるんだろうけど、つくり手がわざわざ余白を残して表現したラストに対して、一個人が「こうやって解釈した」と解答を提示してそれが拡散されたり、受け手が自分の頭で考えることを放棄して、すぐSNSに答を求めてしまう風潮には危うさも感じる。

●最終回。川口春奈が髪を下ろし、ポニーテールにせずに会いに行ったのは「もう高校生じゃない今の私を見て」というメッセージと覚悟だろうけど、それを見た佐倉くんが学校の教室に不似合いな大人の女性に性的な興奮をおぼえ、やっぱり別れないで付き合おうと決めた。というAV的な不純な解釈は……怒られるよ!

●「エルピス」は素晴らしい。かつてジャーナリストの端くれだった者として(笑)、気持ちが熱くなる。
 しかし、お友達のレイプ疑惑に圧力をかけて、もみ消しを図ったような政治家を称賛していた人たちが、なぜこのドラマに快哉を叫んでいるのか、不思議ではある。

●全日本フィギュアスケートの千葉百音ちゃん、すごいね。まだSPの演技を見た段階だけど、17歳なのに村主章枝さんを思わせる柔らかさと叙情性がある。島田麻央ちゃんも含めて、ジュニアのレベルが半端ない。

●キッス&クライで選手より華を振りまいてしまう安藤美姫さんは、結婚式で花嫁より派手な衣装で目立ってしまう母親のよう。何か間違えている。

●1月の卓球全日本。久しぶりの東京開催だから、勇んでチケット取ろうとしたらアリーナ席の設置がない。スタンドから見るのか。
 土曜だけ現地で見て、日曜はテレビ観戦にする予定。あと、ジュニアとミックスの決勝がある木曜も、気分が向いたら行こう。


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W杯とサイレント

2022-12-18 03:10:54 | エンタメ
●90分だけメッシになってサッカーするのと、90分だけ大谷翔平になって野球するのは、どっちが楽しいかな。

●まさかお昼のワイドショーで毎日、福田正博や前園真聖の顔を見ることになろうとは、ドーハの悲劇やマイアミの奇跡の頃には思いもしなかった。
 エムバペのドリブルに驚く三田寛子さんも、16だから恋初めと歌っていた頃には想像できなかった。「ひるおび」の話。

●話題のドラマ「silent」は中盤以降、失速してしまったという意見なんだけど、夢中になって見ている女性が多いようだから、わざわざSNSでネガティヴなことを書くのはやめよう。
 と、自粛したツイートをこっちに放出する。

 ここ数話の「silent」は面白くない。男の性欲を無視して恋愛ドラマは描けないのに、このドラマはそこを無視しすぎだ。性欲のある男と、性欲のない男は、行動原理がまったく違うんだから。 
 女性は「女を性的な目で見ない男」というファンタジーを持ちたいのかも知れないけど、そんなの「おしっこしないアイドル」と同じくらい、夢の国にしかいない。

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ヤクルトそっくりさん

2022-12-13 16:50:49 | 野球
ヤクルトスワローズ選手のそっくり似て蝶まとめ。
上みっつは世間で言われているヤツ。下4つはおらの説。


塩見泰隆と酒井宏樹


太田賢吾と田中碧


清水昇と島津亜矢


長岡秀樹とYOASOBIのayase


オスナとプリズン・ブレイクの主人公


サンタナとフランシスコ・ザビエル


村上宗隆と弟。オチのつもり。


<追加パート>
 一部で好評のヤクルトそっくりさんを、ここにまとめました。


木澤尚文と三浦皇成(騎手)。


並木秀尊とパッキャオ。ちなヤクしか知らない並木だったが、50m競走で陸上選手をおびやかして、一躍全国区に。


高津臣吾監督と蛯名正義調教師。眉毛の形が。

<2024年5月追加>

プロ初登板で初完封をやってのけたドラフト2位ルーキー、松本健吾と阿炎。



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東京オリンピック公式映画

2022-12-10 22:50:11 | 五輪
1208●河瀨直美監督の東京五輪の公式記録映画『東京2020オリンピック』のサイドAとサイドB(それぞれ約120分)をようやく観た。がっつりメモを取りながら観た。
 書きたいことがたくさんあり、そのうち文章にしたいけど、走り書き程度のまとめ方をしたくないので、ここではさわりだけ。

 作品の宣伝コピーに「あの夏、私たち日本人は何を経験したのか」とあったが、これは内容を正確に表していない。

「あの夏、私たち日本人が自分の都合を優先して大騒ぎした向こう側では、どれだけ多くの世界中のアスリートがそれぞれの人生をかけて、家族を背負い、日本人の騒ぎとは別の場所で闘っていたのか」
 これが五輪応援派の私から観た「サイドA」のコピーだ。

「サイドB」は森喜朗やバッハ会長を中心とした背広のおじいちゃんがたくさん出てくるので、ちょっとうんざりしながら観た。

 困難の中、なんとかしてオリンピックを成功させようとする人たちと、ひたすら五輪中止を唱える反対派の人たちが交互に描かれる結果、片方は立派に見えて、もう片方はバカに見える。
 公平を期すべく、両方の立場の人を出したゆえの効果だ。

1209●プロ野球、現役ドラフトの仕組みをあとから理解した。これ、非公表が原則なんだろうけど、本指名の指名順1位はどこの球団だったのかだけでも知りたい。

1210●クロアチアがPK戦でブラジルを撃破!
 日本がPK負けしたのは日本選手のせいじゃない。クロアチアのGKが凄かっただけや! キーパーだけじゃなくて、キッカーも2人続けて真ん中に蹴るような職人揃いや!


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「エルピス」と飯塚事件

2022-12-03 20:47:42 | Weblog
●長澤まさみの連続ドラマ『エルピス』に釣られて、飯塚事件について今さら学習している。
 すでに死刑執行され、冤罪だったのではないかとする説が絶えない事件だが、調べれば調べるほど(といっても、裁判の判決文や、人の調べたものを読むだけ)、これ、真っ黒だろう、という感想しか浮かんでこない。

 にわか学習で口を出すべき案件ではないと承知しつつ、こんな鬼畜の真っ黒事件に冤罪を唱えているのは、死刑制度に反対する弁護士の詭弁に踊らされているか、国家権力に文句を言いたいだけか、純粋すぎてバカなのか、どれかだと思う。小野悦男を思い出そう。

 純粋な人たちがこのドラマをきっかけに、あれは冤罪だった説に加担しないことを願う。死刑執行された時の総理大臣・麻生太郎が真犯人に近いのではないかという説まで、ぼんやりと匂わされている。

 参考資料として、まず見るべきYouTube動画と、読むべきサイトを貼っておこう。私も踊らされている側かも知れない。
Tamagoの事実探求
Enpedia「飯塚事件

●スペイン戦には興奮した。裏のドイツ戦の進展とともに予選通過の条件が刻々と変化し、W杯の面白さ、スポーツの紙一重が詰まっていた一戦だった。
 あの2点目、三笘はよく走ったねえ。1センチでも遅れていたら間に合わなかった。と、試合直後にツイートしたら、翌日(というか日付は当日)のメディアでは「三笘の1ミリ」みたいな扱いになっていて、さすがに1ミリは大袈裟だろうと思った。「大然の鬼プレス」はいいね。

●日本以外の試合もたくさん見てるが、一度でも訪れた国が勝つとちょっとうれしい。モロッコのトップ通過に驚いた。とても統制の取れたサッカーをしている。
 モロッコの大衆レストランみたいな店で、上のほうに小さなテレビが設置され、客がみんなそのテレビでサッカーに夢中という光景をよく覚えている。中田英寿がペルージャにいた頃で、日本人を見ると「ナカタ、ナカタ」と声をかけてきた。サッカー大好きの国。
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