西風に吹かれて

日本の西端にある基地の街から、反戦や平和の事、日々の雑感を綴ります。

軍配はこちらに

2016-03-17 20:58:10 | 石木ダム
石木ダムの付け替え道路工事が中断したのは1月22日のことだったが、中断したからといって何もしなくていいというものでもない。

せめて「石木ダム建設反対」の意思表示はやろう、そう決めて毎週一回木曜日に、石木ダム建設事務所前のテントで座り込みを始めて、今日で6回目だ。



朝7時35分、ダム事務所手前の川棚川に架かる山道橋の上で「失うものは美しいもの」のラッピングバスとすれ違った。早朝からラッピングバスを見るなんて、今日はいいことがあるかもしれない。

穏やかな暖かい日差しが差し込んできて、寒くて凍えそうだった座り込みもぐっと楽になった。

ダム事務所を監視していると、またラッピングバスが目の前を波佐見方向へと通り過ぎて行く。午前7時55分だ。波佐見ー川棚間を往復するのだろう。



暖かさに誘われて、石木川の土手の菜の花を見たり虚空蔵山を見たりしていたら、また、波佐見からラッピングバスがやって来た。午前8時46分だ。このバスは午前9時14分に川棚方向からダム事務所前を通り、波佐見へと帰って行った。これで午前中は2往復だ。





今度は午前9時20分に「石木ダム建設促進市民の会」のラッピングバスが波佐見から川棚へと向かって行った。

同じ路線をダム反対と賛成のラッピングバスが走るというのも「なんだかな~」と言った気分だったが、西肥バスの方針なんだろうから仕方がない。

今日は、座り込みをしている場所のすぐ裏側にある石木小学校では卒業式があっていた。

校門の前には「卒業証書授与式」と書かれた看板が立てられていた。





袴を穿いた子どももいてびっくりしたが、今はこういうのがはやっているのだろうか?


ウロウロしてテントに戻ると、午前10時20分、また、ラッピングバスが波佐見からやって来た。



このバスは、何時に波佐見へ帰るのか見ておこうと思って、テントからしっかり道路を見ていたけれど、とうとう午後になってもやって来なかった。

「失われるものは美しいもの」のラッピングバスは波佐見ー川棚間を2往復と片道、「促進市民の会」のラッピングバスは片道だけ。


回数からいっても完全に軍配は「石木ダム反対!」の側だ。

バスは毎日同じ路線を走ってはいない。

次に、何回も遭遇することになるのは、いつのことだろう。

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