西風に吹かれて

日本の西端にある基地の街から、反戦や平和の事、日々の雑感を綴ります。

運転再開!

2011-07-02 14:58:11 | 原発事故
定期検査のために止まり、福島第一原発事故を受けて、稼動しないままになっていた九電・玄海原子力発電所の2,3号機について、佐賀県の古川知事は運転再開を認める意向を示した。

福島原発の事故は、まだ収束のめどさえ立たないし、事故検証も手付かずのままだ。
こんな状態で、原発再稼動を行っていいのか!

古川知事は、国からの原発再開要請には慎重だったはずだ。(新聞で知る限りでは…。)
それが、6月29日の海江田経産大臣との会談後、「安全性の確認はクリアできた。」と話し、再開を容認する方向に変わった。

大臣は「危険性のないところは政治の判断で動かす、本当に危険なところは責任を持って止める。玄海2,3号機の安全性には国が責任を持つ」(朝日新聞)と言ったあるが、よくもまあ、こんなことが言えたものだ!

福島原発事故を“想定外”として想定すらできなかった国が、安全性に責任をもてるのか!

昨日の佐賀県議会で「再稼動の判断時期」を尋ねられた古川知事は、「8日の県民説明会、11日の特別委員会、管総理の来県を勘案してから」と言い、7月中旬が節目と答えている。

玄海原発で事故が起これば、玄海から8キロしか離れていない長崎県の鷹島町はどうなる?
福岡県の糸島は? 50キロ圏内には、ここ佐世保もすっぽりと納まるのだ。
再稼動を、佐賀県だけで決めていいのか!

それに、8日に佐賀県多久市で開かれる県民説明会には、佐賀県民のみしか参加できないとのこと。他県の方はご遠慮くださいだとか、、、。


福岡のWさんが、佐賀県に問い合わせたときのやり取りが送られてきた。

7月8日の多久市で開かれる「説明会」に福岡県民も参加できますか。
と訊いたら、政策監の野口さんは丁寧に説明して曰く。
「佐賀県民に限定しています。」
【えーっ。何でですか】
「佐賀県民の意見を聞くためです。」

【どうして、福岡県民の意見を聞かないのですか】
「今、会場の広さに限りがあり、各市町に人数を(割り)当っている」

【どっちなのですか。佐賀県民が対象だからなのか、会場に入れる人数に制限がある
からですか】
「同じ回答」

【今まで、植樹祭など佐賀県主管で他県の人が参加する行事が多々あったのに、どう
して今回は佐賀県民に限定するのですか】
「国の玄海原発の再稼動容認要請に対して佐賀県知事の最終判断に質するためです」

【佐賀県民に限定する法的根拠は何ですか】
「法的根拠は特にない。」

【法の留保がない違法な行政行為だ】
「知事の裁量行為だ」

【裁量権の逸脱だ】
「自由裁量だ」

【玄海原発の事故の被害は福岡県にも及ぶが、高い壁を作って放射線の福岡飛来を阻
止するのか】
「、、、、、、」

【知事が受け入れ決め、玄海原発で事故が起きたら、佐賀県として福岡県民への被害
に責任を持つのか】
「知事が受け入れを表明してから、言ってくれ」

【福岡県民も参加できるよう、要望する】
「分かりました」


ということらしい。

せめて、抗議のはがきを出すことにした。





みなさんも、出しませんか?

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