にゃぁとよべばふりむきます

日々のことつれづれ。更新さぼりがちです。

鹿島神宮@茨城

2009-09-13 16:59:24 | でかける・関東
神無月でも先生でもありませんが出番です。
鎮めの儀式をしに鹿島神宮へ。
←うそ。
電車を乗り継いで鹿島神宮へ。すでにこの時点で濡れネズミ。
まずはボランティアガイドさんに申し込む。
(受付時間:午前9時~午前11時30分)

あんまり参拝客もおらず専属。「大学生かなんか?」って聞かれまして…
「あ゛ー…その倍くらいは生きてますねーっ」って答えるしかないじゃないかっ!
なんだか色々説明してもらえて、ずっしりとした「参拝したぞ」感が味わえます。
ボランティアガイドさんになるには半年くらいお勉強するんだって。
大鳥居
鹿島神宮の鳥居の特徴:笠置(上の横棒)がまっすぐな丸柱で、貫(下の横
棒)が突き抜けてる角柱
楼門
朱塗りが鮮やかな楼門にかかっている「鹿島神宮」の額。香取神宮とともに
東郷平八郎氏の書で名が記してあったが、天皇の鹿島神宮御行幸の際に
不敬にあたるからと消したそう。
右:香取神宮の額には「伯爵東郷平八郎謹書(花押)」
ご神体の武甕槌大神(タケミカヅチノオオカミ)は雷の神様。

で、ひとかたまりに見えるけど実は手前から拝殿→幣殿→本殿に分かれて
いて、本殿の屋根で男の神様なのか女の神様なのか見分ける方法を教え
ていただく。

千木(屋根の端っこの飛び出ているバッテン)の先端切り口が垂直方向=
男の神様、水平方向=女の神様をお祀りしてるらしい。それは鰹木(屋根
の上にのっかってる丸太)の本数でも表していて、奇数=男の神様、偶数
=女の神様なんだそうーな。

本殿うしろにそびえるのはご神木の太郎杉。


いよいよご登場の「要石(かなめいし)」。
地震を起こす大ナマズの頭を押さえてると言われる霊石。
第一印象は「小っちゃっ…」。バレーボールとかと変わんないくらいに。でも
水戸黄門が命じて掘らせたら深く根を張ってるので、掘っても掘っても石の
根っこが見えず諦めたと言い伝えられとります。なんてったって地震の多い
今日この頃ですから、お参りしとけば大難が小難になるかなーとの下心を
もって…。
奥宮は徳川家康が本殿として建てたんですが、息子が新たに
建てて奉納したから奥にひっこめられちゃった。おいおい。

ひっそりしていい感じなんで私は好きですが。むかしは伊勢神宮みたいに20
年おきとかに建て替えてたそう。今はお金もかかるし…で何十年かおきに。
そういうときに本殿お向かいの「仮殿」が本殿機能を果たすとのこと。
ここまで高い木立に覆われた奥参道を歩きます。天気の悪い日の昼間だか
らか、ひと気もまばら。参道が平らでないのは、流鏑馬(やぶさめ)神事のと
きに馬が走る側に土を盛るから。
鹿島神宮の神様のおつかいは鹿

ここの鹿は春日大社と違ってケージ飼いで完全防御される箱入り鹿。なんと、
奈良の春日大社の鹿は、鹿島神宮から派遣された鹿なんだそうです。半年
かけて引っ張ってって。残念ながら途中で斃れた鹿を弔った地「鹿骨(ししぼ
ね)」が、江戸川区を始めとして街道沿いに何ケ所かあるそうな。


一番お気に入りの場所は御手洗池。なんつったって水がきれい!

七不思議として、大人が入っても子供が入っても水の深さが乳を越えない、
とかなんとか。その話が示すとおり入るのです「大寒禊」。真冬にふんどし
一丁で100名以上が。
「そんとき鯉は…?」「一緒に入ります」 うげぇー、鯉もたまったもんじゃな
いだろうなぁ。
最後に。摂社である須賀社脇に立つ石灯篭(?)。
正面からみるとなんてことないんですが、よこから見たらハート
型とあの超有名なねずみのシルエットにくり貫いてあるぅ!

マジすか。てか古いもんなんすかね!

で。香取神宮編に続く。