| 縞「あ、よいしょ・・・」 ハチワレ「む？」 |
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| 縞「あ、もうちょい・・・」 ハチワレ「むむ？」 |
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| 縞「やっとゲット！」 ハチワレ「・・・何ッ回も、何ッ回も・・・ヒト跨ぎよってからに、この坊主・・・」 |
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| ハチワレ「うぉりゃぁー！この下手糞めがァ！ネズミゃぁこうやって両手で掴むんじゃぁッ！！！」 |
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| スカッ ハチワレ「あ・・・・（汗）」 |
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| 縞「わかったー！こうやりゃーええんじゃね？うぉーりゃぁー（ΦωΦ）」 |
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| 最近まで”おとなあせも”で悶絶の日々を送っておりました。 あせもなんざぁ幼子の罹るもの、と軽んじていた過去を省みる。あれはたまらん。 上半身が草間弥生さんのアートみたいなガラで埋め尽くされて見事なものです。 痒みの方が痛みに比べると神経集中むずかしいかもしれない。 やっと落ち着いてきたので、再開。 それから少しばかりゆるりと坂を下る。 なみなみと猫が湧き出でるネコダマリに行き当たる。これこれこれ。これを待ってた！ |
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| ここのスタッフ、食いつき非常にいいです。 |
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| ぐわしッ |
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| 離してなるものかッ |
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| たとえ冷たい視線を浴びようともッ |
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| 我々が下船したのと違う港から上陸した一団も、反対側から姿をあらわし、しばし猫と戯れる。ここは、ねこもひとも合流するポイント。 |
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| 峠の途中のお宅から、どんどんねこが湧き出づる。 |
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| いったいどんんだけ湧くの？って思ってたけど |
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| カブでブーンとオトーサン帰ってきたら、一斉に引いてった。お待ちかねのお昼餉タイムなのだろう。 |
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| これをシオに我々も次へ進む。輿をあげるきっかけを失いかけていたので、むしろ「これ幸い」な体であった。 それにしても猫は耳が良い。 実家の父が勤めていた頃も、フクはある瞬間からいそいそと窓辺に待機するのだった。 遠くから父の車の音を聞きつけるようだ。果たして数分後、近くの駐車場に車を停めた父が庭先に登場する。 そしてガラス越しにフクの姿を見つけた父の顔には、（人間の）家族には見せたことのないような満面の笑みが… |