にゃぁとよべばふりむきます

日々のことつれづれ。更新さぼりがちです。

香ばしい映画館@横須賀

2012-09-13 11:18:22 | でかける・関東
横須賀へは軍港巡りの遊覧船とヨコスカバーガーとスカジャン目当てに出かけたのだった。
そして香ばしいにおいのぷんぷんする映画館『金星劇場』を発見。
嫌いじゃない。むしろ好き。成人映画ではなく、こういう街角が、ですよ(´・д・`)
学割に加え、自衛隊割引も有ります。
隊員証か何か提示するのは勇気が要りそうだから、割引使う人なんているのかな、と連れ合い(♂)に訊ねたらば。
露出する個人情報が少ない分、住所氏名など会員情報を常に握られてるTS●TAYAで会員レンタルするより
はるかに気安いとの回答。へー、そーいうもんですかね。
私には、この角度からが精一杯。

中学生のころ、角川映画が全盛期だった。とくに地元は大林監督の尾道三部作のロケ地のひとつとなっており、
見慣れた街角がスクリーンに映るわー、同級生が映画にエキストラ出演するわー、ハラダトモヨやらタカヤナギ
なんとかの生写真は飛び交うわーで、そりゃもう大騒ぎ。
よく友達と、小遣いを握り締めて呉線に乗り尾道の映画館に行ったものだ。

しかし角川映画をやってる映画館に入るには、もれなく隣(だったと記憶している)の成人映画のなまめかしい
ポスターの前を通らねばならぬ。むむむ。視界に捻り込んでくる、あの刺激的なキャッチコピーたち!
(残念ながら当時の映画館はすべて潰れてしまい、数年前にNPO法人が運営する映画館が出来たとのこと)

ついでにいうと学生時代に出入りしていた的場町のショップも鷹野橋のカラオケ屋も、やはりもれなく成人映画
館とセットの立地だった。いわば成人映画は私の娯楽に常に寄り添ってきたのだ。ひたりと。
(だから一度も見てませんってば!!((゜゜дд゜゜ ))
鷹野橋のは閉館したが、的場シネマは健在だった。それどころか…薔薇族専門だったとは。
当時ポスターもロクに見らんない初心なオトメだったって証拠じゃん、と内心ホッとした次第。

あの頃は子供にとっての”悪所”は、それなりの姿形で近づきにくいようなオーラを醸し出していたので良心的
だったと思う。このごろは可愛さに紛れてカモフラージュする分、目に馴染み易くて性質が悪いかも。

郷里のハハが嘆くので、このくらいにしておかねば また電話かかってくるぞ
電話かかってきたけど何も言いよらんかったとこみたら、まだブログ読んどらんらしい( ´艸`)

駅前でにゃんこに遭遇。
え?!あんだけ成人映画館を語ったのに、ねこはノーコメントかよ!ヽ(*`Д´)ノ゛彡
白黒さんはオリジナリティあふれるブレンド。ふたりとも警戒心が強くて交流はなし。

帰り道に北鎌倉~鎌倉をぶらっと歩く。かつて犬と暮らしていた名残の小屋だとしたらこの光景、やや切ない。
置物だから鎖はつながなくてもいいんじゃない?とネコ派としては思うのだが。
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ちょうど検索で先週6日に更新されたばかりの記事をみつけた。[リンク先:『路地散策。いつかいた街。』]
金星劇場のお隣(上の写真では右隣)にある薬局が取り壊されたとのことで写真も掲載されている。
どうやら劇場は今年の8月の末に閉館したようだ。[リンク先:『ここメモ』]

勇気を出して写真撮っておいてよかった。