木更津あだ波団

碧丸とゆかいな仲間達!

富津 高宕渓谷を小散策する!

2015年10月09日 06時45分50秒 | ブログ
先日はよく晴れた休日、たまさか富津の高溝の近くを通ったので、その奥にある高宕渓谷へ寄り道してみました。



ここは数年前にも訪れたことがあるのですが、中々に気持ちのよい渓谷でして、沢登りを趣味としない私ですら「何回来てもいい」と思わせるほど。






ただし道路は細いし駐車場もないので、そうおいそれと来れる場所ではありません。






今回はねちょっとした寄り道がてら、30分ほどこの渓谷をさかのぼってみることに。



以前は川にそった未舗装の林道がなくなる辺りで引き返したのですけど、水の量がそれほどでもなく、また急な勾配もなさそうなので、そこから思い切って遡行してみると・・・おおっ、これが富津とは思えんほどの、どこを撮っても様になる美しい渓相よ!


ウグイ・・・分かるかな?



登って行くにつれ分かるのだけど、ちょっとした岩には階段状にくぼみがあったりして、人の手が加わっているのが見て取れる。



たまさかこの高溝の知人に聞いた話では、以前はこの上流部で炭焼きが行われていたそうです。


何か生き物がこの下に!



なるほどこんなところでも、昔々から人の行き来があったわけですね。






それとこれまた違う知人から聞いたのですが、やはりこの上流部で「貯水池の工事」が、3期にわたって・・・えぇ~と最初の工事が約25年ほど前だったか?このような渓谷の奥深いところで行われたとのよし。






この高宕川に入るちょっと手前の右奥に「高溝 浄水場」があって、どういう仕組みか分からんが、貯水池からこの浄水場に引き込まれた源流部の水は、最終的にこの地域市民の喉をうるおすことになるのだと。






ほほぉ・・・どこぞの汚い川をせき止めて集めた水を飲むよりも、よほどに美味そうではあるよなぁ~。


ヘビも!



話は現実に戻る。



途中までさかのぼったあたりから進行方向左に、当時の貯水池工事のために作られた「ちょっとフラットな」コンクリートで舗装された跡が、川の縁にそってずっと上流まで続いていましたよ。






川の縁沿い作られたこの舗装部分を使って、材料やら工事機材を上まで持って行ったのですね。



まぁ~しかし、重いであろう機材を人力で上げること出来るのですから、ちとがんばればこの自分でもソコまで行けそうではある。






だけど途中で落石にあったり、親子連れのイノシシなんかに遭遇したりすると、これはもう全くもって厄介なことになるので、ゆっくりと数百メートルほど景色を眺めつつ登っていき、そして写真撮りまくって引き返してきたのでありました、お粗末。



あっそうだ、この散策で久方ぶり「モクゾウガニ」を発見






甲殻類を飼うのも食うのも人一倍好きな私ですが、しかし今だこのカニだけは食べたことがありません。



聞くところによるとこやつ、産卵のために海まで出るという


凄いの~



あれはいつだったか忘れちまったけど、小櫃川の河口で、正確には金田と久津間の浜を区切る竹の棒に、このカニが張り付いていたのを実際見たことがあります。



ふだん川に住んでいるはずが、やはり海に出て来たのだとなると・・・いやはや、えらいご苦労なことだと思いましね~か?


ちび達も自然観察



まっ、モクゾウを捕まえるよりも、ほかにまだまだターゲットあるからね。



有名な「がん汁」を味わうのは、まだまだ当分先のこととなりそうです。






うふふふ、その前に銭かけてでも「上海ガニ」を味わなければ・・・モクゾウと比較すること出来まいて。



ちょっと楽しみなことですね。


また今度



それでは今夜はこの辺で、さらばさらば!