美しい夕焼け

美しい晩年を目指して

敬老の日に

2024-09-19 13:52:06 | 私の日々


9月13日、大きな箱が届きました。広島市の厚生課からです。ああ、敬老の日のプレゼントだと、わかりました。現金書留も届きました。

開けてみると、国からお祝い状と銀杯、広島市から、お祝い状と時計、3万円をいただきました。

母にしてみると、ただ年を取ったというだけなのに、お祝いしてもらうこともないと気に留めないようでした。

でも、思えば、100才というのはやはり大したことです。母は今99才、来年の1月3日に100才になります。

まだ自分の足で歩き(出かけるときは杖を突きますが)、食事もトイレも自分でできます。

私が病気のため、体があまり強くなく、力が出ないし、かがんだりステップに上ることができませんので、母にいろいろ頼ってしまいます。100才に頼れるというのは、大したものです。

この頃は、少しずつ物忘れがひどくなり、これは認知症かなと思うこともあります。

でも、自分の住所も名前も書けるし、時々は朝日新聞の「天声人語」を読んでくれたりします。まだまだいろいろなことを分かっているように思います。

大正の最後の年に生まれ、激動の昭和を生きて、平成、令和と平和に過ごした母の一生は、一人の人としては、きっと山あり谷ありのものだったことでしょう。

今の母は、私と一緒にいるのが一番いいと言ってくれます。時々あまりのちぐはぐに癇癪を起こす私ですが、私の気持ちが母にも伝わっているからだと思います。

病気になり、ずっと家に閉じこもっている私と、年を取ってもホンワリ生きている母との仲良し生活は、チャーリーも一緒にゆっくりと続いていくことでしょう。

年をとった二人と一匹ののんびりした時間が、できるだけ長く続くようにと願った、今年の敬老の日でした。

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2 コメント

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beautiful-sunsetさんへ ()
2024-09-25 19:51:24
ご無沙汰しました。ご心配いただいたことでしょう。ようやくコメント欄に書きこめるようになりました。

あと3ヶ月余りで、お母様 100歳になられるとのこと。
どうか穏やかに過ごされることができるようにと 祈ります。

お母様の記事を読んで私の亡母を思い出し、つい母のことを書かせてもらいました。

私の母は2月生まれで、お母様より1学年上です。親の意向で教師になったのに、また親の意向で20歳ですぐ結婚。1年後に私が生まれました。
今の私の年齢(79歳)で亡くなりましたが、結婚後は緊張といろいろな苦労、心労がかなり多い人生でした。
65歳からは病気ばかりで「自分の人生は不幸だ」とよく嘆きました。その愚痴を聞きながらずっと世話しましたが、時にはイライラしました。ちょっとでもアドバイスめいたことを言うと、「あなたにわかるはずがない」と怒りました。

過日、自分が孤独感に襲われた経験をして、母も孤独感に襲われたのだと実感しました。人が人を理解するのは難しく、人の言葉を 本当に聴くのも難しい。

穏やかな時間が多いほど、人は幸せなんじゃないか.....。そう思いますが、そういう点では母は気の毒でした。他人からはあんなに優しい長女がいて幸せな人とよく言われていましたが、私がいないよりは良かったでしょうが、母には不十分だったでしょう。

7月半ばから嚥下障害がひどくなって毎日150回以上、咳が出たり咳払いをする日々で、胸痛・声がれ・疲労に苦しみました。おかゆ1杯を食べるのに50分かかり、全身の痛みもさらにひどくなり、2016年この病気になってから 一番辛く苦しかったです。

1か月後からそれが少しマシになったら、今度は鼻から上咽頭がヒリヒリ痛くなりました。医者へ行くエネルギーもなく、家で濡れマスクとワセリンでごまかしつつ、今ようやく少し落ち着いてきたというわけです。

7月後半は、誰にも助けてもらえない・わかってもらえないという孤独感に襲われました。でも、それもなんとか過ぎました。
こういう事を繰り返しながら、現状を受け入れていくのだと思います。

相変わらず長々と 自分のことばかり書きました。
beautiful-sunsetさんには、ついつい甘えてしまっていますね。

薔薇はたまに咲いていますか?
そのうち柿もなることでしょう。
私は出かけて見ることはできませんが、11月になれば、さまざまな紅葉もあるでしょう。咳払いは続いていますが、食べ物の味もわかるようになったので、私はうちで秋のおいしいを味わおうと思います。ではまたいつか。
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空さんへ (beautiful-sunset)
2024-09-26 13:42:06
ずいぶん大変な日々を過ごされていたのですね。どうしていらっしゃるかなーと思っていました。体が不自由な時は、心も不自由になり、世界は狭く小さくなっていきますね。少しは体調が穏やかになられたようで、ほっとしています。

お母様の日々は、ご自分の思いと違ったものだったのでしょうね。空さんもいろいろな人との付き合いに疲れてしまったと書かれていたことがありますね。人は、人と生きるためには、お互いが相手との距離を見ながら、踏み込まないでいることが必要だと思います。それはお互いが相手を尊重できる人でなければならないし、ほとんど見つけることは難しいでしょう。もし、そんな人がそばにいれば、心の重荷は少しは減るかもしれないと思います。

年を取ると自分が孤独だとよくわかります。それを理解したうえで、それが人生でしょう、と思えれば、少しは穏やかになれるでしょうか。

私の母との生活も、お互いそんな人だったのと思うようなことばかり、そこをつつきまわさないようにと心がけています。時々癇癪を起しますが。

今も暑さに負けないで咲いている薔薇があるのです。すごい生命力ですね。でも5月の薔薇が一番きれいです。今年は柿はとても無残な状態で、いま下から見てみると、15個くらいしかありません。7月に毎日20個くらいが10日くらい、下に落ちてしまいました。何が原因かはわかりません。毎年100個以上取れていたのですが。

秋の訪れが少し感じられる様になりましたね。空さんの秋の美味しいものはなんですか ? 私は、柿やラ・フランスとかのフルーツでしょうか。

孤独な人が孤独な人と出会えば、そこに小さな世界ができるかもしれません。空さんとそういう風にお付き合いできるといいと思っています。

体調がよくなるように心から願っています。美味しいものをいただいて、穏やかに日々を過ごされますように。
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