8月6日は、広島に原爆が落とされた日です。
広島に住んでいて、祈念式典には出たことはないのですが、毎年、8月6日は、特別の日として、自分の中にあります。
人が人を殺すというのは、日常を超えたことですから、ほとんどの人は、人を殺しません。
でも、戦争は違います。そして、どんどん科学が発達してくると、ますます人を殺すことが簡単になっていきます。原爆は、私にとっての、科学が人を殺すことが簡単になることの象徴です。
だから、原爆の日は、いつも心にとどめています。何も行動は起こさないとしても。
高校3年生だったと思いますが、広島で、べ兵連のデモがありました。それに参加しました。
30代で、一度、原爆の日のあたりで、平和集会に参加しました。
自分の意思を表現したのは、それだけです。
何もしなかったといえる一生でしたが、でも、心の中は、いつも人が人として、平和で公平な日々を過ごせることを、強く願ってきました。
今年も何もしない原爆の日ですが、私の願いは、すべての人が幸せであることです。