言の葉収集

思ったこと、感じたこと、出逢ったこと
いろいろ気ままに書きたいと思っています。

鈴木さん

2008-09-20 16:18:32 | Weblog
先日マリナーズのイチロー選手が8年連続の200本安打を達成。

イチローの前に大リーグでこの記録を達成したのはキーラーという選手。何と遡ること107年前の出来事だそうだ。
この記録の為にイチローは恐怖と対峙した。
この記録を前にして今年199本安打だと7年間積み上げた記録の意味が無くなる。
しかし、彼はこう語った。

「起こるものは僕は受け入れていくしかないと思っている、わき起こってくるものは、逃げられないと思っている」

昨オフにキーラーの肖像画を目にして固めた意志の強さで、このプレッシャーを乗り切ってしまうところがこの人の凄いところである。

イチローのチームメイトのイバネス選手の言葉が新聞に紹介されていた。

「彼は毎試合、最後の試合でも臨むかのにような準備をする」

くーっ、何ともカッコいいじゃあありませんか。イチロー。

「彼は毎回、最後の営業かと思うような準備をする」

そんなこと言ってくれる人いないかなあ…。
いませんよねえ、だってしていないもの(笑)。

「ヒーローは、ラストネームも不要なり」

もう鈴木と言われてもピンと来ません。

座り読み

2008-09-19 18:39:38 | 出来事
またまた先日の名古屋出張の話題。

帰りの列車を待つ間、駅近くの本屋さんで時間を潰した。
先月名古屋に行った際にも立ち寄ったところなので、迷わずに店を見つけた。

購入はしなかったのだが、各ジャンルの本を見て廻っているうちに、本屋さんのすぐ横に喫茶店があることに気づいた。
(そう言えば先月来た時には気づかなかったが、こんな近くに喫茶店があったんだ)
入ろうかなと入り口近くに廻ったときに、奇妙なポップに気づいた。

「読み終えた本はこちらの棚にお返しください」

「んっ、読み終えた本?」

そうなのだ、どうやらこの店、売っている本をそのまま持ってテーブルで読みながらお茶してもいいらしい。
なんと太っ腹なと感心して今度は横のポップに目を疑った。

「本を汚してしまった場合は直ちに店の者にご連絡ください」

ここまでは当たり前。

「汚してしまっても代金の請求は致しませんのでご安心ください」

確かこんな感じだったと思う。

すごい。拍手。流石である。
立ち読みならぬすわり読みまで容認してしまうとは恐れ入った。しかも客が不用意(故意はだめですよ)に本を汚してしまったことにも寛容な態度…。
そう言えば先月ここで買った時、店員の対応がすごく良かったことを思い出した。

あっ、でもさすがに雑誌とか地図の類は持って入れないみたいです。当然ですよね(笑)。

「立ち読みを、ハタキで追われた、昭和かな」

カツカレー

2008-09-18 21:44:27 | 言の葉
昨日研修が終わった後、地下街で夕食を済ますことにした。

せっかくだからと味噌カツの店を覘いたら混んでいて、近くの天むすの店もほぼ満員状態。
その間にある洋食屋さんだけが空いていたのでそこに入った。
私の他には若い男性が窓際でコーヒーか何かを飲んでいる様子。あとは全て空席だ。
(なんでこんなに空いているんだろう?)
と少し不安になりながらメニューを見ていると、もう一人のその若い客が立ち上がって蝶ネクタイをするではないか。
それは先ほど水を運んできてくれたウェイターさんと同じ格好。
(あんたもここの人やったんかい!)
と心の中で右手を出して大きく突っ込んだ後、カツカレーを注文することにした。

思い出したことがある。
こどもの頃、家族で大阪に遊びに行って、高島屋で昼食を食べたときの話だ。

父「何でも好きなものを食べな」
私「カレー」
父「お前はどこへ行ってもカレーばっかりやな、たまには違うものを注文せい」
私「じゃあ…カツカレー」
父「…」

今でも当時のこの話を親にされる。
カレー好きは昔と変わらないなあ。

あっ美味しかったですよ、地下街のカツカレー。
カツもアツアツで、カレーも程よく辛くて、満腹で帰って来ました。

「刺した後、置き場所困るフォークかな」

カツカレーのフォークって普段は使わないのだが、昨日のカツがホクホクだったので珍しく使ってフーフーしながら食べた(笑)。

ただいま

2008-09-17 23:05:50 | 出来事
さっき名古屋から帰ったところ。

3時間のセミナーの為に、朝10時に列車に乗り、夜の10時に駅に着く。いやあ長旅ですわホント。
出ている列車の数が多いともっと短縮は出来るのだろうが…。
何せ洒落にならない本数だから。

肝心のセミナーはとても興味深くて参考になりました。
講師の先生とは数年前にメールでやりとりをしたことがあったので、セミナーの前に名刺を渡しに行ったら嬉しいことに憶えていてくれていた。

3時間の長丁場、普通なら眠くなる時間帯でもあるが、運賃、セミナー代を身銭で切っていると睡魔も寄り付かないって事ですわ(笑)。
冗談は抜きにして、講師の方の進行も素晴らしく、新鮮でちょっと先取りの情報を取り込むことが出来た。
明日から早速行動に落とし込んでいかねば。

さて、また頑張んべ。

「講義より、道中時間が、長い町」

天邪鬼

2008-09-16 19:04:02 | 出来事
先日、中学校時代の恩師が「近くに来たから」とご家族で立ち寄ってくださった。

「お茶でもいかがですか」とお勧めしたのだが、「まだ寄るところがあるので」と、庭での立ち話となったが、笑顔も声も昔と変わらないままだ。

「先生、私みたいなバカはいませんよ」
「なんで?」
「いやあ、タダで勉強を教えてくれる時期には、何にも勉強せずに遊んでばかりいて、今は勉強するのにお金を払っているんです」
これには奥さんもウケたようだった。

明日はセミナーの為名古屋まで出かける。
頑張ってしっかり頭に入れてくることにしよう。
自分自身のために、そしてその情報が役立つ誰かのために。

「勉強と、言う名に負ける、青き春」

五目飯

2008-09-15 22:50:04 | 出来事
もしも私がとんねるずの「食わず嫌い王」に出演することになったら…。

と、ばかばかしいことを前から考えている。
お品は、キムチ、ピーマンの肉詰め、出汁巻き玉子あたりにして、嫌いなカニを置いてもらおう。
ただ、カニ味噌なんかは絶対無理だと思うから、脚を2本くらい焼いてもらうことにしよう。それでも結構キツイなあ、相手の広末涼子さんに見破られるだろうなあ…。
などと妄想に耽る中年が最近気づいた「あっこれそう言えば好んで食べている」と思うものがあった。

五目ごはん(鳥釜めし)

これ結構好きなんですよね。
コンビニでも知らず知らずのうちに鳥釜めしのおにぎりを買っているし、思えば昔から好きな食べ物だ。

今日の夕食が正にこの五目ごはんで、しみじみとおいしくいただいたのである。
広末涼子に見破られないように食べ方を研究しつつ(笑)。

「炊き込みの、香りが包む秋の宵」

車内から。

2008-09-14 22:15:17 | 出来事
今日は知人のお見舞と、買い物を兼ねて鈴鹿へ。

家を出るのが遅かったので、帰りがこんな時間になってしまった。食事を終えてはっと気付いた。
「いかん、この時間だと帰ってからブログのアップが間に合わん(日付が変わる)」

そこで妻に運転を代わってもらい緊急作業。

まあ書くと言ってもこれだけなんですが…。

「助手席で、離す画面に五七五」

老眼に暗さが追い討ちをかけて…

あなたのお客さんになりたい!

2008-09-13 21:31:27 | 読書
「最強版」あなたのお客さんになりたい!

ずっと前から中谷彰宏さんの本が好きで、何冊か持っている。
この本も今まで出版された「あなたのお客さんになりたい」シリーズを加筆・改筆・再編集して出された本だ。
今回も読みやすく、面白く、簡潔で1時間ほどで読み終えた。この人の「サービス学」(勝手に命名)は大変興味深く、いい例えを連発してくれるのだ。
実家でスナックを経営している母親を身近で見てきたことが彼の感性を磨いたのだろう。その感覚は鋭くそして繊細だ。

今までのサービス業は「お得だ」で始まり、それが「便利」へと変貌した。つまり「スーパー」から「コンビニ」がそれだと著者は言う。
これからは何か。それは「ちょっとうれしい」だそうだ。「ちょっとうれしい」とお客さんが思わなかったら、それはサービスをしていないのと同じだそうだ。

確かに今消費者は「不足」を満たす為に買い物をしているのではない。
「満足」している状態でもついつい購買意欲をそそるのは、「サービス」であることが多い。
同じ商品を同じ値段で売っている店でも、どうしてあの店ばかりで買うのか?理由があるはずだ。

前は消費者の立場で読んでいた中谷さんの本も、今は売り手として勉強させられることが多い。

「サービス側からするともっとも効率の悪いサービスが、お客さんにはもっとも効率のいいサービスだ」

なるほどです。

「クレームを、ラブレターと言う繁盛店」

涙の数だけ大きくなれる

2008-09-12 22:07:13 | 読書
涙の数だけ大きくなれる

10日ほど前だろうか、この本の出版先であるフォレスト出版から小冊子が届いた。
今度こんな素敵な本が出版されます。その中の2話を先行でお届けします。と言った感じの案内だったと思う。

Story 2 あるレジ打ちの女性
Story 3 ある生徒の高校受験

この2話が紹介されていた。早速読んで感銘を受けたので、まんまとAmazonで予約をしてしまった(笑)。
出版社の思うつぼにハマるとっても素直な読者なのだ。

全部で10話あるストーリーはどれもいい話で、感動に飢えている中年には清々しい清涼飲料水となった。
「出来すぎ」、「きれいごと」と言われるかもしれないがそれでも今日私たちが忘れてしまっている「何か」を気づかせてくれる本だと思う。

「人はものごとの本質に気づいた瞬間に変わる」

なるほど。

「秋の宵、目頭だけが熱を帯び」

「レジ打ちの女性」のショートムービーがここで見えます。

大相撲、大麻問題

2008-09-11 20:03:25 | 相撲
大相撲、大変なことに…。

結局露鵬、白露山は、検査で基準値を大きく超える数値を示し、事態を重く見た相撲協会は二人を解雇処分とした。
白露山の師匠でもある北の湖理事長も引責辞任し、秋場所を前に相撲協会が大きく揺れ動き始めた。

個人的には前にも書いたように、ここに来て彼らが大麻を吸うことはありえないと思っていた。
でも、数値から見ると直近での吸引を疑わざるを得ないようである。
文化の違いといってしまえばそれまでだが、これまでの相撲協会の外人力士に対する取り組みの甘さが浮き彫りになった格好だ。

彼らは右も左も分からない外国に来て、まったく異質な文化や伝統に戸惑いながら、存在感を示すには「強くなる」ことが最大の近道だと感じるのではないだろうか。
番付が上がれば給金が上がる。関取になれば付き人も付き自由が手に入る。ハングリー精神を前面に出してがむしゃらに稽古をし、次々と頭角を現した。
以前朝青龍が同じ部屋の若い力士をこんな風に言っていた。
「日本の若者はどうしてすぐに音を上げるんだ。強くなって上に上がりたいと思わないのか。努力をしない日本の人たちが不思議でならない」
稽古で負けて涙を流す朝青龍にまず親方が驚いたそうだ。こんな力士が強くならないわけが無い。

しかし、相撲は強さだけを競うスポーツではない。いや、そもそもスポーツという枠に入らないのかもしれない。
武道に通じる日本の伝統を教えるには時間が必要であり、親方にも厳しい指導が求められる。
相撲の技や所作、稽古の大切さはもちろんのこと、異国から来た若者に時間をかけて教えるべきものが沢山あるように思えてならない。

明日対戦する相手や、昨日負けた悔しい相手にでさえ「力水」(ちからみず)をつける行為には勝負の「美」があるように思える。
稽古をつけてもらった先輩力士に本場所で勝つことを「恩返し」と呼ぶ相撲の世界は、独特の美しい「勝負の世界」なのだ。上手く言えないけれど…。

ハワイから来た若者を横綱にまで昇進させ、指導力には定評のある新理事長、武蔵川親方の手腕に期待したい。

「両国に、吹く風寒し、秋の空」

あのふたり、やってないと思うんだけどなあ…。