湯たんぽ

日中は暖房を切る事はあっても、さすがに朝晩は冷え込んできて電気ストーブもやっと活躍するようになってきた。
寒がりの私はいち早く毛布のお世話になる事になった。去年と比べるとかなり辛抱した方だが、掛けてみるとやっぱり毛布は暖かい。

子供の頃、毛布の中に忍ばせた湯たんぽを抱いて眠っていたのが懐かしい。
先日観た映画、ALWAYS（三丁目の夕日）のワンシーンで、湯たんぽのお湯で顔を洗っている場面があった。「そう言えばあの頃は、こうやって上手く利用していたよなあ」と懐かしがった。
ノスタルジックな湯たんぽではあるが、島田洋七氏の「佐賀のがばいばあちゃん」の中にも、その湯たんぽが変わった形で登場する。
彼は遠足に持っていく水筒がなくて、湯たんぽにお茶を入れて、それを背負って持っていったらしい。帰りになると皆が自分の水筒のお茶を飲み干している為、まだたっぷりと入っている湯たんぽのお茶が大人気だったそうである。