鮭は生まれて程なく川を下り、海で何年かを過ごして成長し、再び生まれた川を上って、1回だけ産卵を
して生涯を終える。鱒は季節を迎えると生涯を終えるまで、何度も何度も産卵を繰り返す。生殖幹細胞の
残存がこの違いを生み出しているそうで、鮭は1回の産卵で使い果たし、鱒は温存しているのだとか。で
鮭の生殖幹細胞を鱒に移植したら、鱒は何度も何度も鮭の卵を産卵するのでは? という、目の付け所が
鋭い実験を行ったら、成功してしまったそうだ・・・東京海洋大学が。地球規模の人口増加・食料不足で
コオロギなどの代用食を選択せざるを得ない時代が、そう遠くない将来やってくるかもしれない。海洋系
狩猟民族の末裔としては、コオロギよりも鮭の方が好ましいのだが、養殖の鮭に食指が動かないのである
鱒は孵化後の子育てをしないとはいえ、せっせと産卵するが我が子ではなく鮭の子では、なんとも侘しい
気分に落ち込んでしまう。この鱒が養殖環境から逃げて産卵を繰り返したら、餌不足で鮭が育たないなあ
郭公の托卵が有名だが、椋鳥は他の椋鳥の巣に産卵したり、亀が鰐の巣に産卵して鰐が孵化するまで卵を
温めるとか、孵化まで面倒見の良い魚種の卵に自分の卵を混ぜて産卵する魚類も・・・自然界に居るとか
駅前の歯科医院の横の階段の裏の巣は、間もなく巣立つ様である。六軒長屋やドラッグストア入口の巣を
眺めていても、親燕は人を気にする様な素振りは皆無で、私の頭の横をスレスレに飛ぶが、此の巣の親は
違っていた。縁に掴まって羽ばたきの練習中だった仔燕だったが、帰ってきた親燕が警戒してホバリング
しつつ、鋭く鳴き声を発したら、仔燕は巣に伏せ・・・動かない。親燕は巣立った後も、仔燕に給餌する
小雨が降ったり止んだり、温い強めの南風、気温19〜24℃。 午後1時の気温23.3℃、湿度85%
(11・319)36.3℃(78〜119)