満月通信

「満月(バドル)」とは「美しくて目立つこと」心(カリブ)も美しくなるような交流の場になるといいですね。

遺体に土をかぶせるときに

2005-07-25 | 聖クルアーン
بسم الله الرحمان الرحيم

السلام عليكم

 墓で故人を埋葬に参列した者たちは全員、土をかぶせる際に最後に片手いっぱいほどの土を三回かぶせます。

これはイブン・マージャによる伝承を根拠としています。
ー「アッラーのみ使い(صلى الله عليه و سلام)は葬儀の礼拝をなさった後、埋葬のために墓地に赴かれ、故人の頭の近くから片手でつかめるほどの土を取ってかけられた」


そして最後の三回に次のアーヤ(聖句)を唱えます。

مِنهَا خَلَقْنَاكُمْ

ー『われは、それ(泥)からあなたがたを創り、』

وَ فِيْهَا نُعِيْدُكُمْ

ー『それにあなたがたを帰らせ、』

وَ مِنْهَا نُخْرِجُكُمْ تَارَةًّ أُخُرَى

ー『またそれから今一度引き出すのである。』
(20:55)

これはアッラーのみ使い(صلى الله عليه و سلام)が彼の娘であるウンム=ル=クルスーム(رضى الله عنها)の埋葬の時に、言われたという伝承を根拠としています。

イマーム・アハマド(ハンバリーの祖)は
「墓で片手いっぱいほどの土をかける際に何かの言葉を特に言うようなことはなく、このハディース自体、根拠が弱いものである」
と言っていますが。

ー「 アターゥ・アル=ホラーサーにによると、子宮に精子が入ると、子宮を受け持つ天使が出かけ、彼が埋葬される場所の土を取って、それを精子の上に降り掛けます。こうして至高なるアッラーは精子と土からお創りになるのです。」(アル=ジャラーラインⅡ 358p)

できればその亡くなった場所でできるだけ速やかに埋葬されるのが望ましいとされています。

アッラーのご加護と祝福がありますように
و السلام

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