創作 ポエム集 ((o(。・ω・。)o)) 『静音のカタルシス』 ~今日の涙と叫びを明日の笑顔と歓喜に~

他の誰でもなく私の言葉をクラウドの中へ、タイムカプセルのように埋める。見知らぬあなたのエールとなりますように。

願い事

2015年01月21日 21時08分45秒 | ポエム

少年の頃

欣求した願い事

気がついたら叶ってた


「自由になりたい」


いたくもない場所にずぅーと

付き合わさられ

耐え忍んでた


来る日も来る日も


自分の意志で自分の思う通りに

無碍な世界を望んだ


何もないけれど

ただひとつ自由がある

何かに怯(おび)えている人へ

2015年01月21日 20時59分52秒 | ポエム



寂しくて 淋しくて 心も身も

冷え切ったあなたに

太陽の温もりが

たっぷりと染みふわふわとした布団を


悲しくて 哀しくて 心も身も

涙しているあなたに

緩やかな風のように

柔(やさ)しく柔らかな手巾(ハンカチ)を



切なくて せつなくて 心も身も

蕾開かぬあなたに

劫(なが)く久しく変わらずに

生きている大地のように

勇ましくて寛(ひろ)い大きな歌を



怖くて 恐くて 心も身も

震えているあなたに

弥勒菩薩の笑顔のように

優しい安らぎのブランケットを



不安で 不安で 心も身も

落ち着くことのないあなたに

清流の細流(せせらぎ)のように

放念できるぐらいの紅茶を



虚しくて 空しくて 心も身も

空洞になりそうなあなたに

あまたの変化を繰り返す

雲のように変化に富んだ万華鏡を



人の世の負の情念は口に苦き良薬

そして逞(たくま)しく 明るく 朗らかで

前向きなあなたを

作り出すためのサプリメント



あなたの負の情念は

きっと地球をひと回りして

正の情念へ成長して

あなたの元へと戻ってくるよ



だから今は笑っていようね

空気のように

2015年01月21日 20時32分48秒 | ポエム


愛は流動的で

変幻自在に変化する


相思相愛を冀求した我が愛は

慟哭を増産する工場のように成り果て

今や草のように

花や果実を付ける事のなく

見返り一つさえも期待しない愛となり

いつしか愛する対象を

必要とすることもなく依存しない

透き通った空気のようにただただ漂う





冬帝

2015年01月21日 15時54分00秒 | ポエム


この世界に生まれし日より

来し方行く末ずっと

私の住む時空は

冬帝が専制支配する


雪は朝な夕な朝朝暮暮

休むことなく降り続け

目頭の火照りで些(わず)かに

融(と)けても

心の戦慄(わなな)きは

僅(わず)かに揺れても

変わることはない



幻想に惑わされた私の赤心

視(み)えない蝶を必死に

逐(お)いかけていないで

そろそろ大人にならなければ

って思う事が何よりも辛く哀しい事



明日の昨日 昨日の明日

2015年01月20日 15時07分00秒 | ポエム



明日の昨日に願いを込めて

昨日の明日に願いを受け取る


明日の昨日に決意を固めて

昨日の明日に決意を想い出す


明日の昨日の心の中に夕暮れを拝み

昨日の明日の心の中に朝日を拝む


明日の昨日 昨日の明日

昨日の明日 明日の昨日


螺旋階段を駆け巡って

明日に昨日を探して

昨日に明日を探す


透明な蒼き海の底で佇み

明日の昨日に色彩を与え

昨日の明日に想いを刻む


私はどこにいるんだろうか

私をみつけてくれませんか?

身震い

2015年01月18日 00時14分49秒 | ポエム

心寒さに身を震わす


さみしいって感じる思いの力が

人を求める原動力で

社会を形成していくって

頭の中ではわかっているのに

雪の上に素足で歩くように

心が凍てつく


離れることが悲しくて

一歩踏み込んで話す事もせず

出会うことすら求めない


漠(さみ)しさを

禦(ふせ)ぐ盾もなく

漠(さみ)しさに

撃ち勝つ戈(ほこ)もない

母を見失った子猫のように

何もできずに彷徨うのみ



別れる悲しみと

一人の寂しさ

どちらが心に痛みを伴うのだろうか






小さきあの頃の友

2015年01月17日 22時01分10秒 | ポエム


小さきあの頃

いつも泣いていた私のそばに

いつも慰めてくれた猫

愛くるしい表情で

喉をゴロゴロ響かせながら

私の胸の中で優しく眠った


父の短気で

川に捨ててこいと母に告げたあの日

自らダンボールの中へ

何も抵抗できなかった私

やるせない昔の出来事

今は私の心の中で優しく眠る


静寂の独裁者

2015年01月10日 23時12分00秒 | ポエム


寂しいって思いは不思議

毎夜訪れ絶える事がない

まるで壊れた蛇口から

零れる水のように


寂しさの色

寒色系の原色

どんな色を加えても打ち消して

寂しさの色だけ残る



寂しさの音

夜の静寂の中の森に舞う風の音

人影のない海に繰り返す波の音

家灯りを消した後に聞こえる

時計の秒針や冷蔵庫の音



記憶の中の笑顔と笑い声が

雪結晶ひとつにさえも満たなくて


いつも寂しさの虫は泣き喚く


寂しさは原子核さえもない

空(くう)なのに

ずっしりとして

地球の何倍もの重力が

心にかかる



寂しいのは辛いのに

賑やかな場所を避けてしまう


寂しさにも神がいて

寂寥神が憑き纏うから

この呪縛は消えることが

ないのだろう



過去、現在、未来

どこを見つめても寂しさだらけ

もしも寂し者番付があったなら

幕内に名を連ねているだろう



寂しさを喰らう獏がいて

毎夜枕元に来て

この寂しさだらけの心を

消してくれたならいいのにね





未来のあなたに

2015年01月05日 23時49分37秒 | ポエム



未来のあなたへ

今のあなたは何を渡しますか


今のあなたが愉しんで

未来のあなたに思い出と

空しさと我慢の日々を渡すのですか


今のあなたが努力して

未来のあなたに成果と

次の目標と充実の日々を渡しますか



今のあなたが誰かに責任転嫁して

未来のあなたに孤独を


今のあなたが誰かの力になり

未来のあなたに味方を


今のあなたが怠惰を味わい

未来のあなたに辛苦を


今のあなたが節制して

未来のあなたに余裕を


一年後二年後未来に

笑っていられるかどうかは

今のの自分の在り方次第




姿のない愛

2015年01月04日 21時46分00秒 | ポエム



この世界に愛はあるのか

愛があるならば

なぜ私の所に愛は

巡ってこないのだろうか


愛は雲のように

同じ場所にいつまでも留まらずに

いつの間にかどこかに消えて

いなくなるものなのかもしれないね


愛は風のように

一瞬訪れて包みこんだと思ったら

何もなかったかのように

通過していくだけなのかもしれないね


愛は水のように

片手で掬うとすると僅かな量だけ

両手で掬っても零れる方が多くて

掴めず時が経てば乾いて

消えていくものなのかもしれないね


愛とは火のように

触れたものを燃やし

全てを焼き尽くし無にしたり

焦げ跡だけを残して

いつの間にか

消滅していくものなのかもしれないね


愛は無形で

幻想や夢なのかもしれないね

しあわせ

2015年01月04日 01時10分45秒 | ポエム




幸せはふた通り

日常の中の当たり前であることの幸せ

いつもと同じ円満な日々

健康に衣食住が人並みにあり

特別なアクシデントのない

凡庸な日々



欲求が満たされた時の幸せ

恋し愛する気持ちが通じた時

欲しかった物が手に入ったり

頑張ったことが達成できたり



幸せを日頃感じない者は

欲求や理想が高かったり

挑戦した事に挫折という

結果だけ残したり

当たり前のことへの感謝が

不足している


幸せになりたくないなんて

強がりや方便


待っているだけでは

バーゲンセールに

ただ傍観しているようなもので

自分のところには幸せは来ない

当たり前の幸せだって

何もしない者の前には

窓を開けたままで暖房をつけるように

いつまでもぬくもりは続かない


幸せを求めるならば

アクションを起こそうよ















プラス思考

2015年01月03日 17時30分00秒 | ポエム




マイナス思考を呪文のように

繰り返して後ろ向きな人生でいるより



龍が天へ一直線に舞い昇るように

鯉が瀧を昇るように

頭頂から光が天に向けて伸びるような

イメージで気持ちを高めていこう

明るい言葉や前向きな言葉を撰んで

日々話している内に

心に明るさが積み重なっていくよ



己が道の前を進む己に

その積み重なった

光の聖火(トーチ)を

リレーションして

光溢れる日々を

心の持ち方

2015年01月02日 23時24分00秒 | ポエム



心の持ち方で人生は変わる


嘆いてばかりの心なら悲しい人生

愚痴ばかり呟いていたら惨めな人生

忙しいと感じ続けていたら一瞬の人生

恨みごとを言い続けていたら蒙い人生

退屈と感じ続けていたら詰らない人生

孤独ばかり感じていたら漠しい人生

いつも笑っていたら楽しい人生

毎日何かに感動していたら新鮮な人生

誰かの為に生きていたら幸せな人生

一生懸命日々を過ごしたなら中身の濃い人生


心、心、心の持ち方

自分次第で人生の彩りは

明くも暗くもなる




思い通りの人生を

生き抜くための

心の持ち方を



泪(なみだ)流れ 

2015年01月02日 21時55分00秒 | ポエム


眦(まなじり)の奥底に堪(たま)る泪が

血液の中に入り混じり

全身を駿(か)け廻(めぐ)る

稚(いとけな)い姿のあの日から

今この時までに

積もりに積もった泪



君は頑張っているね

なぜだろう

堪(こら)えていた涙が

今こみ込み上げて

今留めどなく溢れてくる



声を出さなくたって

きっと誰かが気づいているよ

きっと誰かが見つけてくれるよ

きっと誰かが必要としてくれるよ



だから今この時は

頭の細胞から足の細胞まで

泪流して泣いていいんだよ